レビュー

【レビュー】PROXON スーパーサーキュラーソーテーブルを購入したぞぅ!

どうも、バイト戦士です。

今回はPROXONの卓上丸鋸盤を購入したのでレビューします。

室内で手軽に切断できる工具が欲しい

ジグソー、ノコギリ、糸鋸、最近糸ノコ盤、、、

切断工具だけでもいろいろ買っていきましたが、手軽に使おうと思うと結構工夫がいります。

というか大抵の切断工具は作業台、クランプ、足場とかがないと力をかけられないので、工夫したところで家の中とかで使うのは厳しいのが現実。

そこで今回は丸鋸盤を購入。丸鋸盤はテーブルから回転する鋸刃が生えているようなものなので、ペーパーカッターみたいに手軽に使えるらしい。

ちょっと高かったんだけど、欲しかったので購入した。

今回購入した商品

今回購入した商品は以下のものです。

PROXONのスーパーサーキュラーソーテーブルになります。

ミニサーキュラーソーという、一つ下の価格帯の商品もありますが、今回購入したのは刃の角度調節・スピード調節機能が付いた高い方のモデルになります。

価格は3万5000円あたりを中心に前後しているようですが、今のところAmazonが一番安く買えました。

いくつか販売元があり、Amazonが販売・発送する商品は「一時的に在庫切れ、入荷時期未定」となっているのですが、無視して購入しました。

注文キャンセルされるのかなぁ~と気長に待っていたんですが、9日ほどで配送されました。これについてちょっとググってみましたが、一時的に在庫切れはほぼ100%出荷されるっぽい。

ちなみに僕が購入したあとも変わらず「入荷時期未定」になっているので、たぶん注文すれば買える模様。

HOZANかPROXONか迷った話をしておこう

レビューの前に、消費選びに関して結構迷ったのでその点をまとめておこうと思います。

今回購入を検討した際、HOZANとPROXONでどちらを購入するか迷った。

ぶっちゃけこのほかのメーカーは怪しい中華製が多いのと、卓上じゃなくてガチなサイズのモデルばかりなので考えていませんでした。

ただその2つが結構迷う。

だって見た目全くおんなじなんだもん。。。

見た目・作りがほぼ同じ

HOZANのものとPROXONのもの、2つを比較してみると以下のような感じ。

色合いの違いから何となく異なるものに見えるが、天板の形状、ねじ止めの位置、ブレードカバー、角度調節ダイヤル、シールの位置まで全部一緒である。

長めの材料を切断する場合の支えについては以下の通り。

こちらも2本のバーで支える形状、分離する部分の切り欠きまで同じ形状をしている。

ブレード部分は以下の通り。

刃の交換を行う窓、ガイドを挿入するためのレール位置、ブレードカバーの位置も同じ模様。

実は定価がほぼ同じ

各通販サイトの市場価格を見てみるとPROXONよりHOZANの方が1、2周りくらい価格が高いですが、実はこの商品に関しては定価がほぼ同じです。

公式サイトには書かれていますが、HOZANは税込み75000円、PROXONは税込み71000円です。

市場価格は2万円ほど差がありますが、この辺りはブランドのパワーが効いている感じがします。
(個人的な偏見ですが、HOZANの方がPROXONよりはプロ仕様っぽいイメージがあります。)

見た目、スペックから察するにほぼ100%OEM、つまり全く同じ商品だと思う

見た目や仕様から察するに、これはいわゆるOEM品というやつだと思います。

HOZANがPROXONに依頼しているのか、HOZANとPROXONがともに外部メーカへ設計・製造を依頼しているのかよくわからんが、誰が見ようとこれは同じものだ判断すると思う。

セブンイレブンでギンビスのアスパラガスが“ゴマスティックビスケット”なるもので売られているのに近い状況。
(味は同じ、パッケージと名前と量が若干違うだけ。このたとえは微妙、かもしれない。)

とはいえ断言はできないので、どちらを購入するかに関してはそれぞれ公式の商品説明をみて決めるのが良いと思う。

HOZAN K-210 卓上丸鋸盤

PROXON No.28070 スーパーサーキュラーソーテーブル

レビューしていく

前置きが長くなりましたが、開封して実際に使ってみたいと思います。

商品説明の写真や画像だと現物特有の質感、あるいはチープ感がわかりにくいですが、その辺の感想も含めて見てみます。

外装や包装など

外装は以下のような感じ。

僕の場合は包装とかは特になく外箱のままで送られてきました。なんかつぶれてるが、、まぁこの辺りは気にしない。

余談だがここで初めて「PROXON」ではなく「PROXXON」であることに気が付いた。

箱を開けると一番上に説明書、付属品が入っている。

本体は以下のように放送されている。
薄手のビニール袋に包まれていて段ボールを2重にして梱包されている。

まず思ったのだが、サイスが思ったよりもコンパクト。(比較にサラサクリップを置いている)

動画などを見ていると割と大きいイメージがあったのだが、実物はかなり「卓上」なイメージ。
中学校とかの机に4つぐらいは載りそうなサイズ感。

本体を見ていく

それでは本体を見ていく。

作業スペースとなる天板は以下のような感じ。天板はCNCっぽい波状の加工跡が残っているが、でこぼこしているわけではない。
問題ないレベルで平面に加工されていると思う。

ブレード交換用の窓や固定用のねじは見た限りではすべてプラス。
何かあっても自分でメンテナンスできると思う。

製品の正面には参考程度に定規のメモリが振られている。
精度は微妙らしいが、こんなところで正確な長さを測る人はいないので問題ないと思われる。

製品正面は以下の通り。

プラスチックの質感についてだが、高級感はないものの、チープな感じもない、といった感じ。

知りうる限り、一番近い質感なのはホームセンターで販売されているつや消しのツールボックスやストッカーボックス。
あの辺を想像してもらえればいい気がする。

左側面は以下のような感じ。

電源ケーブルが下に格納されているが、使用時は正面からみて左側から出して使うことになる。

上部は可動式のテーブルを支えるための足がたたんである。

右側面には大きな窓が付いている。

ここから削りカスなどを排出することになる。フタはマイナスねじ1コで止められている。

背面は以下のような感じ。

左下には集塵機などに接続するための穴がある。

穴の径は約4cm。付属品にゴムのパッキンなどがあるので大抵のホースには取り付けられると思う。

穴の外形自体は4cmだが、よく見ると実際の穴の大きさは3㎠ほどしかない。
吸い込む力を強めるための工夫なのかはわかりませんが、実際使ってみると結構掃除機がうなる。

背面は以下の通り。

オプションでテーブルに固定するための鉄板があるが、それとつなぐための穴が4か所設けられている。
長めのねじを用意すれば治具なしで直接机に固定することもできると思われる。

余談だが、使ってみた感じ固定具はなくてもいいと思う。
置く場所にもよるかと思いますが、本体がそこそこの重さがあるので、厚さのない木材や基板などを押し切る程度なら動かないと思います。

ゴムマットなどがあれば完璧だと思う。

左側面についているテーブルを延長すると以下のような感じ。

日本の鉄パイプ、かつ一本足の支えと頼りないつくりではあるが、意外に剛性は高かった。

自分の体重をかけるとかじゃなければ十分実用に耐えうる作りだと思います。

付属品

付属品は以下の通り。

右から順に、

・直線ガイド
・集塵ホースのゴム継手2つ
・角度付きガイド
・ブレードカバー
・固定用のねじ・ノコ刃交換用の六角レンチ2つ

となってます。

内部を見ていく

次に内部を見ていきます。

ぶっちゃけ買う前に気になるのってこの辺りの作りだと思います。

右側面には削りカスを除去するための窓があります。蓋のマイナスねじを緩めて開けます。

商品が到着した状態では以下のような感じで、内部が動かないように段ボールでしっかりと固定されています。
(この段ボールを取り除かない状態ではブレードの角度調節とかができないので注意。)

内部の構造は以下のような感じ。

ブレード、ギア、モータが一つのユニットのようになっています。

ブレードの角度調節とかをしてみる

次にブレードの角度調節機能などを試してみようと思います。

正面のダイヤルですが、実は回す部分が3つあります。(Amazonの商品画像とかだと少々わかりにくい。)

それぞれの役割は以下の画像の右(黒色)から、

・ノコ刃の角度調節と固定をするナット
・ノコ刃を出す量を決めた後固定するナット
・ノコ刃を出す量を調節するネジ

になっています。

ちょっとわかりにくいので実際にやってみます。

まずブレードの角度を45度あたりに調節してみます。黒色の大きなナットを緩めて調節します。

この時のブレードの様子は以下のような感じです。

次に正面から見て一番手前にあるねじを回します。このネジでノコ刃を出す量を調節できます。

この時の内部の状態は以下のような感じ。

モータ・ギアユニットごと角度が変わる感じです。

ブレードを出す量ですが、最大で約3cmほどです。卓上で切断する厚みとしては十分かと思います。
(ノギスの向きは関係ないです。)

一番ブレードを下げた場合以下のように完全に見えなくなります。
運搬のために上に物を置いたりする際、干渉することはないと思います。

ノコ刃の出す量を調節する仕組みですが、これは結構単純でした。

正面のねじをねじ込むことで内部のユニットが押され、持ち上がる感じです。

ねじが周りにくくなってきたらねじ部分に細かい削りカスが付着している可能性があるので、この辺りを掃除すれば良さそう。

直線ガイドを使用してみる

付属のガイドも見ていきたいと思います。

角度調節付きの直線ガイドを使用する場合は以下のように本体に取り付けることになります。

特別精度が高い、なんてことはないですが、目視でまっすぐと判断できるレベルの加工なら大丈夫だと思います。

もう一つの直線ガイドは以下のような感じ。

こちらもノコ刃に対して平行になるように取り付けられるのですが、角度調節付きのガイドを使用する場合の溝の位置とかぶせるとがたつくのが微妙。

これがなければ完璧でした。

固定具は片方に大きなノブが付いており、反対側には小さなノブが付いています。

大きい方は溝はめるための加工ががあり、小さい方は単に押さえつけるだけの構造になっています。

実際に使用する際は以下のように溝にはめて使うことになりますが、両方とも溝にはめるわけではないのでスムーズに着脱できます。

ノコ刃の交換を行ってみる

以上で本体のチェック・レビューは終わりです。

次はノコ刃の交換を行ってみたいと思います。

この場を交換する際はテーブルにある台形上の蓋を開けます。

僕が購入したやつはなんか汚れていたんですが、拭き取ったらきれいになりました。

左側に小さな穴があるので、ここに付属の六角レンチ(小)を差し込んでノコ刃を回転させます。

カチッと鳴ることはないのですが、なんかはまる部分があるのでそこにはめたらノコ刃が回転しなくなります。

あとは右側のねじを六角レンチ(大)で緩めればノコ刃が外れます。
(右側のフタを開けて手を入れて作業した方がやりやすいと思います。)

作業性は良いと思います。

ノコ刃は六角ネジとフランジの2つで固定されています。

意外だったのがフランジの形状。突起とか何もないんですね。。。。

グラインダなどは、ねじが緩んでもブレードは回転軸に対して位置が固定されるようにフランジが鍵穴上になっていたりしますが、これは完全に摩擦力で止めている模様。

卓上仕様、といった感じですね。

付属のノコ刃ですが、厚みは約1.2mmでした。

ブレード自体はかなりしっかりした作りです。

一つ下のモデルであるミニサーキュラーソーのノコ刃はおもちゃ感が強かったのですが、これは丸鋸用のノコ刃と同じような作りになってます。

今回は基板をカットしたいのでオプションの以下のダイヤモンドブレードに交換します。

参考までに、こちらの厚みは0.8mmでした。

交換が終わったらフタを締めます。

このフタですが、テーブル側のナットが左右に少し動けるようになっており、ノコ刃周辺の間隔を狭くできるようになっています。

材料を薄く切る際は切断したものがノコ刃とテーブルの隙間から下に落ちてしまうことがあると思います。

多分それを防止するのにこういう構造になっているだと思う。

使用感

実際に使用してみた感想。

キモチィーーー!!!

めっちゃまっすぐ切れます。

ノコ刃のブレは全くなくて、駆動音も掃除機レベル。

あと思ったのはノコ刃の回転トルク。思ったよりかなり力強いです。

最低速でも十分に切断できます。

ダイヤモンドブレードで基板を切断してみましたが、以下のような感じ。(画像中央)

左上、右下はこの前購入した糸ノコ盤によるカットですが、仕上がりが段違いです。

直線ガイドも問題なく使えました。

まとめ

今回PROXXONのスーパーサーキュラーソーテーブルを購入してみました。

品質・剛性・使用感・保守性をチェックしてみましたが、個人的には結構良いレベルをいっていると思います。

一つ下のモデルにミニサーキュラーソーテーブルがありますが、個人的には速度調節機能があること、回転トルクが強いことの2つを鑑みてこちら購入してみました。

参考になれば幸いです。

それでは、また。

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