今回はデジタルイラストに挑戦する際、ペンタブと液タブのどちらがいいのか?
たぶん誰でも1回は考える問に、素人の主観を返してみたいと思います。
自分も買う前に結構悩んだんですが、いまとなっては結論は人それぞれなんだ~と思います。
でも「あなたは液タブと板タブのどちらを頻繁に使っていますか?」聞いたら、きっと明確な答えが返ってくるんじゃないかと思ってます。
今回は液タブを頻繁に使っている側の人間として、いいところ・悪いところも含めて意見を書いてみようと思います。
実際に使ってみて思ったことも、いくつか述べてみたいと思います。
液タブと板タブに優劣はないが、液タブ派としていろんな意見を書いてみる
今回の記事は割と「どっちがいいのか?」を述べるので、人によってはちょっと鼻につく文章になるかもしれません。
中立の立場で書いていないので、その点はご了承ください。
(自分は液タブ派です。。。。)
液タブとペンタブはデバイスとして全く異なりますが、どちらを使っても上手な人は上手だな~と感じます。
なのでまぁ、結論好きで使いやすいと思う方使えよ、ということなんだと思ってます。
でも両方使ってみて、自分はいろいろな面で液タブがいいなと思ったので、今回はその理由をただただ書き連ねてみたいと思います。
別にプロでも何でもないので、一意見として参考にしてください。
どっちにするかで迷いすぎるのは時間が超もったいないので、お金に余裕があるなら最近はいっぺんに両方買うのもありなのか~なんて思ったりもしています。
(液タブ派安くても30000円~60000円しますが、板タブは3000~4000円で変えてしまうので・・・・)
"はじめてデジタルで絵を描くなら"、液タブの方が良いと思う
まずは一個目の観点から。
”デジタル絵を初めて描くのなら”、液タブの方が良いと思います。
自分は最初、板タブと液タブを両方持っていました。
1年ほど経過してデジタル絵に慣れてきた頃に板タブを使ってみたのですが、その時はデバイスとしての操作の難しさは感じませんでした。
ですが、デジタル絵を描き始めたばかりの最初の頃はは液タブの方が圧倒的に使いやすかったです。
「アナログで絵を描くときはペンを持って紙に線を引く方法でしか、書いたことないよ。」
というのは誰もが共通の意見だと思いますが、デジタルデバイスで絵を描いた場合、残念ながらこの間感覚がそっくりそのままコンバートされないです。
無論、感じ方に個人差はあるので、「なんかちょっと違うけどアナログと大して変わらんな!」とすぐに慣れてしまう人もいると思います。
ただ、自分は無理でした。
「な、なんやこれ、、、こんなんお絵描きちゃう・・・・」
板タブで初めて絵を描いた時の自分の正直な感想はこれでした。
やっぱりどう頑張っても、板タブは紙に絵を描いているのと同じではないです。
(無論個人差はあります。)
自分の手元に描いている対象がなく、ペン先が離れた座標で、自分の指の動きの量とは異なる量の長さの線が描かれる。
これは明らかかに板タブというデバイス特有です。
液タブ:「紙に絵を描くという感覚を、そのままデジタルの画面に移しただけ」
板タブ:「紙に絵を描くという感覚を、新たなデバイス操作で再現しただけ」
この違いはどんなに環境に順応しやすい人でも感じるのではないかと思います。
デバイス操作に慣れることを、デジタル絵に挑戦することと並行しない方がいいと思う
液タブと板タブでは以下の操作の違いがあります。
液晶ペンタブレット:線と線をつなぐ際、線を引いた個所にペン先を置いて描き始める。
板タブレット:線と線をつなぐ際、手元で画面上の座標を模索しながら書き進める。
だれでもお察しだと思いますが、板タブでは絵を描くために、今までやったことのない操作を覚える必要があります。
線を引くだけでも、手元で”ペン”というコントローラを操作しながら、画面上の”カーソル”という自分の手を操作する必要があります。
かなり大げさな表現ですが、個人的に描き始めの頃は「板タブはマウスで絵を描いてるみたいだな・・・」と思っていました。
デジタル絵を始める際は、誰もが「パソコンでカラフルなえを描きたい!」みたいな野望があると思います。
板タブの操作に慣れるための苦痛が、こういうやりたいことに水を差すのが、あんまりよくないかな~と感じます。
自分はそこで萎えたので、液タブを選んで書き始めました。
板タブ = 初心者にお勧め!、は少し誇張しすぎかな、と感じる
Amazonなどを見ていると初心者用オススメ板タブ!とかありますが、
板タブが初心者用はちゃうやろ・・・と思います。。。。
板タブはかなりたくさんのモデルがありますが、
「”価格的に”初心者にお勧めだよ!」
という企業の意思が絶妙にに隠されているな~と感じることが多いです。
個人的には「金をかけてアナログの操作感にできるだけ近づけたデバイスの方が圧倒的初心者向きでは?」と思わなくもないです。
液タブと板タブの構造的な違いと、操作感の違いをまとめておく
板タブと液タブの違いについて、冒頭で書いていなかったのでここでまとめてみます。
購入に迷っている時点で今さら感がある情報かもしれませんが、一応ちゃんとやっておきます。
液晶ペンタブレット(液タブ)
液タブはその名の通り、液晶に直接書き込むことができるデバイスです。
IPadみたいなもん、と考えていいでしょう。
IPadのようにCPUは積んでいないので単独での使用はできませんが、PCにつなげは優秀な端末(パソコン依存)として機能します。
紙を画面の中に入れただけ、といっていいと思います。
ペンタブレット(板タブ)
対するペンタブレット(通称:板タブ)は、絵を描く際の「筆圧と位置」を伝える機能を持ったデバイスです。
液タブとは違い、画面はありません。
キーボード、マウスなどと並ぶ、汎用HIDデバイス、という印象が強いです。
上の画像で顔をしかめているのは僕の偏見です。
筆圧検知レベルは、液タブでも板タブを選ぶ条件に入れなくてもいいと思う
ちょっと話がそれますが、液タブや板タブを選ぶ時の個人的な意見も書いておこうと思います。(思いつき)
液タブや板タブには、「どれくらい精度よくペンの押し加減を拾ってくれるか?」を表した筆圧検知レベルという指標があります。
この機能が板タブと液タブでどっちがいいのかな~と考えていたことがありますが、実際使ってみて、違いがよく分かりませんでした。
ほとんどのメーカーで、2000~、4000~、8000~、の三種類くらいを取り扱ってるかと思いますが、自分は板タブと液タブで以下のものを使っています。
それぞれの筆圧検知レベルは液タブは8192段階、板タブは2048段階です。
これは私の人体感度の問題なのかもしれませんが、正直違いはよくわかりません。
なんなら書き味は検知レベルの低い板タブの方がいいです。
人間の筆圧が通常130~150gと言われているので、それの8000分の1というと、0.015869~0.018310gという事になります。
これを繊細に感じ取れる人は、かなり一握りなのかなと感じます。(少なくとも自分にはわからん。)
もちろんあるに越したことはないとおもいます。筆を払うときのストロークに影響していたりするのかもしれません。
性能のいいパソコンを使えば処理が早くなるのと同じかなと思ってます。
検知能力が高ければ、実感はできなくても表現されている可能性があります。
ただ一般的には、絵は一つ一つのディティールが超絶細かいことより、全体として調和がとれていることの方が重要らしいので、結局のところそこから先の領域は「俺はこの検知レベルのおかげで繊細な表現が可能なんだ!」という思い込み(ある意味自信...)の領域になるのかな~と解釈してます。。。。
個人的に、筆圧検知レベルが低い(2000程度)ことによるデメリットはわかりませんでした。
1000とか500とかを謳っている商品でなければ、問題ないと思います。
傾き検知は別にいらんのでは?と思う
これに関しては持っている機種がどちらも付いていないので何とも言えませんが、傾き検知のあるFuion Canvas22とないGT191、OnebyWacomを比較して思いまいたが、個人的にはいらないかなと感じます。
(最近の液タブ・板タブは標準搭載になりつつあるので、あまり考えなくていいところかも。)
たぶんペンを傾けて書いたりするのは現実で言う鉛筆を倒してデッサン表現をしたり、、、という事の再現なんだと思います。
中学校の美術でデッサンがあったような気がしますが、確かに鉛筆を傾けて描いていた記憶があります。
ただ、デジタル絵においては、筆を傾けたり操作を工夫しなくても、ソフトの設定やアセットでどうにでもなるので、筆の傾き検知まではいらないのかな~という感想です。
だってそれやっちゃったらデジタルのメリット少ないじゃん。。。。!
多分PCで絵を描く人のほとんどはフォトショップかクリスタかSAIあたりだと思うんですが、クリスタではデフォルトでも以下のようにかなりたくさんの筆があります。
こういったツールで、「習得までの時間とお金のかかるアナログでの技術」を少ないコストで使えることこそ、デジタルのメリットではないかと思います。
その点において、傾き検知を駆使して自分が物理的に操作を工夫して描画を変化させることによるメリット、というのを私はあまり感じないので、いらない、と感じてます。
実際に絵を描いていても、鉛筆ツールでペンを寝かせてデッサンをする、というようなシチュエーション以外に使わないです。
液タブで絵を描いているときの微妙な違和感(やっぱアナログで紙に書いているときとは違う感)は、この辺の再現度によるところもあるかもしれないので、もしかしたら案外いい仕事をしてくれている可能性はありますが・・・・
液タブは目が疲れる、は本当
液タブは目が疲れる、は本当です。
光を発する画面を長時間(平均6時間以上)見続けるわけですから、それはまぁ、疲れますよ。。。
私が途中で板タブに戻ろうかな、と思った理由もコレです。
姿勢が悪いからだ。姿勢よくして描けば問題ない、という意見はごもっともなのですが、
発光する画面を至近距離で見長時間続ける以上、ほぼ間違いなく疲れるのだ、ということを覚悟しておきましょう。
ついつい前かがみになっちゃうので姿勢を維持したまま描くのって結構難しいんですよねぇ、、、
板タブは姿勢が良くなる、はたぶん本当
体が疲れにくい、かどうかはさておき、板タブレットを使用していると姿勢がよくなるのは本当かなと思います。
描く際に画面と顔が離れているというのもありますが、手は下、顔は正面なので頑張っても姿勢が悪くなりにくいんですよね。
板タブ=健康だぜ!
ではないですが、あながち間違ってはいないと思います。
板タブは描き味最高、アレンジもできる
これはたぶん、板タブに根強い人気がある理由だとも思いますが、
板タブは描き心地最高です。
がりがりと紙に書いている感覚を感じられるので、かなり楽しいです。
液タブもフィルムを張ればペーパーライクな感触になりますが、なんか板タブとは違う感、があります。
板タブは描くところに画面がないので、印刷用紙やケント紙をペンと板タブの間にいれて書き味をアレンジして使うすることも可能です。
(筆圧が強いととんでもない速さでペン先が減りますが・・・・)
この辺の好みの調整ができるのは結構なアドバンテージなので、液タブを使っているとたまにうらやましくなります
液タブ・板タブの性能以外に、ペンの性能もちゃんと見た方がいい説
液タブ、板タブの話から少しそれますが、ペンの話もしておきたいと思います。
液タブ、板タブの比較では本体の性能に目が行きがちですが、ペンも割と、なんならこっちの方が重要だと思います。
ペンは大半の場合付属してくるものがほとんどかと思いますが、以下の点は確認しておいた方が良いと思います。
・充電式か?充電のいらない電磁誘導式、電磁共鳴式か?(圧倒的に充電不要な電磁誘導式・電磁共鳴式の方が良い)
・描画時のペン先の沈み込みはどのくらいか?(これがでかいと結構気持ち悪い)
・ペン先の代替品はどのくらいの価格か?(ランニングコストが高いとマジで悲しくなる)
・ペンにボタンはついているか?(消しゴム or 色スポイトが使えると便利なので1個はあった方が良い)
実際に絵を描く際に、液タブや板タブ本体の性能以上に気になってしまう部分だと個人的には思っているので、
チェックしておいて損はないかな~と思います。
液タブはコードが邪魔、板タブが羨ましいンゴ・・・・
最近はType-C一本の液タブも出てきているのですこし話が変わってきたかもしれませんが、液タブはコード類が多いです。
すこし型落ちしたモデルだと以下のあり様・・・・
表示用DVIケーブル、通信用USBケーブル、電源ケーブルの三つが下から生えているので、取り回しは悪いです。
板タブはこの点、USBケーブル一本なので絶対的に有利です。
液タブだとノートPCと一緒に出掛け先で、、、なんてことは結構難しかったりするので、移動しながら使いたいなら板タブですね・・・
板タブは描画に対する応答速度が速い
これは自分が使っている液タブの機種が古めなのもあるとは思いますが、板タブより液タブの応答速度が速いです。(最近のモデル (2022年ごろ発売) を買ったら気にならなくなりました。)
無論、気になって絵が描けないほどではないんですが、筆を早く動かすと若干液タブの方が表示がもたつきます。
この点、板タブの方が良いなと感じる点ではあります。
描画の応答性は実際使わないと何とも言えないところがあるので、安くても型落ちしすぎた商品の購入は注意した方がいいです。
液タブは直感的にUI操作ができる
これも個人差ありですが、作業性は液タブの方高いと思います。
キーボードや左手デバイスに登録できるショートカットは、多くても精々5~10くらいかと思います。
ほかはおそらくペンで画面上のUIをタッチして操作することになるかと思います。
液タブだと「そこにあるUIに手を置いて操作するだけ」なので、画面内のボタンなどが押しやすいと感じます。
作業効率が革命的に変わる!というわけではありませんが、個人的には気に入っているポイントの一つです。
あまり操作しないペンの太さ調節、などはショートカットキーに割り当てていなかったりするので、個人的にボタン感覚でパッと押せるのが気に入っています。
板タブは好きなディスプレイで絵を描ける
これはまぁ、正直板タブがうらやましいです。
液タブの場合は画面と描画面が一つになっているので、画面を後から変えることは当然できません。
加えて大きい画面のモデルはかなり高額です。(某メーカーのは22インチで〇十万)
これに対して板タブは画面は何でも大丈夫です。Macの画面でもOK。
加えてモニタの発色が劣化しても板タブは入力デバイスとして独立しているので無関係。
液タブなら画面の劣化=買い替えなので、結構高くなってしまいます。
発色の正しい画面を別に選ぶことができる、あとから大きい画面、小さい画面に変えることができるという点は、板タブ最大の強みかなと思います。
慣れれば話は別になるので、結局印象と好みで選んでいいと思う
今後も追記していくつもりですが、メリット・デメリットに対する感想はこのあたりで終えておきます。
最後になりますが、慣れればどっちでもよくなるので、直感で選んでいいと思います。
この「慣れ」というのは、習得に長い時間を要する超絶技術ではなくて、長い人でも1~2か月くらいで習得できるものだと思います。
ゲームをするとき、キーボードからゲームパッドへ、あるいはその逆に変更するときがあるともいますが、最初は慣れないと思います。
だけど時間がたってくると、普通になる、なんならどっちかの方が使いやすくなる、そんなイメージです。
私の場合は、最初板タブ慣れない✖ → 液タブは使えた〇 → 板タブに再度トライして使えた〇 という流れで慣れました。
まぁ、結局液タブが好きなので板タブはたまにしか使いませんが・・・・
どっちを選んだからうまくなる~みたいなことはないと、つくづく思います。
難しいけれど、コツをつかめば効率を上げられるもの、世の中にはたくさんあると思いますが、なんかそんな感じです。
最初にも言いましたが、デジ絵に慣れることと板タブという未知のデバイスに慣れること、この二つを同時並行することを苦と思わないのなら最初から板タブでいいですし、それが嫌であれは液タブにすればよいかと思います。
個人的な体験談として、最初に板タブを触ったことで「デジタル絵=難しい」みたいなイメージがついてしまったので、操作と絵そのものの技術を同時並行して学んでいく必要がない液タブの方が、初動は楽かなとは思います。
板タブ・液タブ共に挫折した体験談
以上、液タブと板タブのメリットデメリットを適当に話してみました。
以降はどうでもいい個人的な話(ここまでも全部個人的な話だけど...)もしておこうかなと思います。
参考までにどうぞ。
最初に購入したのは板タブだった話
私が初めに購入したお絵かき用のデバイスは、板タブレットでした。
Wacom Intuos のSサイズだったかな。学校の近くのトレジャーファクトリーという中古品店で買いました。
もとは絵を描くために買ったんじゃなくて、FPSで指先で敵を潰すようにエイムできたら楽しいだろうなぁ~と思ったからです・・・・
当時(というか今も)使っているマウスはG703だったのでマウスの性能はピカイチなのですが、マウス操作が苦手な自分でも、これならいけるかもしれん、と思ったのが始まりでした。(osu!とかの動画でインスピレーションを得た。。。)
まぁ、ツールが変われば腕前が変わると思ってる典型的なカスだったわけですが。。
お絵かきにみじんも関係ない話なんですが、値段的に板タブはとても安価なので、そういう面で導入としては非常にありだなと感じます。
デジタルで絵を描くようになったけど、液タブでも板タブでも絵のうまさは変わらんかった話
その後板タブでも満足できず、液タブで敵を潰すようにエイムしたくて4万も出して液タブを買いました。
当時はApex Legendsにどっぷりはまってましたねぇ、、、、
ただ残念なことに購入した液タブはマウスタッチ非対応(画面上の座標の対応機能なし)という悲劇が発生したのでお蔵入りになりました。
その後半年くらいただのモニタとして放置していたんですが、だんだんと「液タブとか板タブって絵を描くためのものだよね?」という思考が頭によぎり始めたので、なんとなく、無料のお絵かきソフトで落書きを描くようになりました。
そしてここで初めて板タブの操作の難しさに出会いました。
線が、思うように引けねぇッ!、と。
次第に「液タブなら上手く描けるやろ!」という思い込みが強くなっていきました。
液タブという描きやすそうなデバイスを使ってないからワイは描けないんや!と言い訳してました。
そこで放置していた液タブで描き始めたわけなんですが、これがまぁ、、、うまくいかなかったんですよねぇ。。。
たしかに紙に書いているようにかけるんですが、当時の自分は「液タブなら最初から上手く描ける。」みたいな思い込みを持ってるだけで、技術的に何かを持っているわけではありませんでした。
悔しくてアナログでも描いてみたんですが、やっぱりかけねーじゃんw、、っていう事実を認識しました。。。。
液タブは使いやすいけれど、別に画力を底上げしてくれるわけではないんだと実感した瞬間でした。。。。
ただ今思い返すと、ここでも液タブを買っておいたメリットがあったのかなと思います。
もしここで板タブしか経験していなかったら、「俺は液タブ使えば本当は描けるんやぁ!でも高いから買わん。」
、で終わってその後続かなかったのではないか、と・・・・・
最上のものを使っているので環境に文句を言えない、というのは、案外本気になるための要因になったりするのかもしれません。
液タブで描いていたら、ペンタブでも描けるようになった話
その後はぼちぼちと、徐々に頻度を上げながら絵を描くようになりました。
ペンタブも持ってましたが、液タブしか使わなかったですね。板タブ=難しすぎて書けない、みたいな固定観念ができていました、、、、
でも一年くらい、ちょっと目が疲れてきて板タブを使ってみようと再度挑戦してみたところ、これが意外にすんなり使えました。
無論、なんか液タブと違う感は消えてないんですけど、普通に使えるんですよね。
これはちょっと驚いた。
紙に描く環境に近い液タブを使ってデジタル絵に慣れていたことにより、板タブの”操作感”だけ習得すればいい状態になっていたのか?
そんなことを思ったりもしました。真偽はわかりませんが・・・
液タブはアナログに近いですが、やっぱりデジタル絵特有の慣れが少なからず要求されるのかもしれません。
結果的に"デジタル絵への慣れ"と"板タブの操作感"を分けて習得できたので、時間が経ったら思いのほかすぐにつかえたのかも・・・・
自分は”絵を描いている感”が感じられる方が好きだった話
すこし時間がたって板タブにもなれたので、いまなら液タブである必要性はあんまりないんですが、結局液タブ常用に落ち着きました。
なんでかな~と、ぼ~と考えていたんですが、
自分の場合は「絵を描いている」という行為を実感しやすい方がうれしかったんだと思います。
どちらでも描けるけど、「板タブを使っていると何かを操作している感があって、絵を描いている実感が減ってしまう」というどうでもいい理由が、たぶん液タブを選んだ理由なのかなぁと感じてます。
これはもう、FPSにおけるキーマウ論争の結論と同じレベル・・・・
オススメ等
一応、オススメの機種も紹介しておきます載せておきます。
迷ってるならWacomでいいと思う
オススメのメーカー1個目ですが、まぁ、うん、Wacomだよ、
なんか投げやりなタイトルですが、迷ってるならWacomでいいんじゃないかと思います。
理由は性能とかなんとかいろいろあるんですが、まぁ、一言でいうと、
迷った末にこれを買う人が多い。。。。
個人的なエピソードですけど、液タブ買うならどれがいいのかなぁ~と相談されたときに、自分が使っている中華メーカーの液タブの話などをたくさん話したのですが、その後結局ワコム製かったみたいな報告をされたことがありました。
結局そうなるんか~いッ!、みたいな感じ。。。
中華メーカについても検索すればそれなりに情報がでますが、WACOMほど手厚い情報は出てこないですし、価格帯から全数調査を実施していないことも多いです。(ちなみにWacomは客に売る製品をすべて動作確認してからお届けしている・・・・)
そのあたりの信頼度を見てしまうと、最終的にWACOMに落ち着くんだろうな~と感じます。
他の中華メーカーに比べて同じスペックに対する値段が高いので財布との相談にはなりますが、財力があるならもうWacomでいいんじゃないかと思います。
どんな人がWACOM製を買うのかな~と気になったので、少しAmazonのレビューとか見てみたんですが、
安い中華製品ないかなって探してたけど、やっぱりWACOMにしました!最高です!みたいなのが多い・・・・
板タブについては実際使ってみて良かった以下の2機種をお勧めしておきます。
WACOMの液タブについては知らん人はいないほどの有名機種なので参考リンクを張っておきますが、使ったことがないのでとくにコメントはしません。
安くはないのでちゃんと考えて買うことをお勧めします。
板タブ
液タブ
板タブはIntuosが一番有名かと思いますが、個人的にOne by wacomが使ってみて良かったのでお勧めです。
(価格も1/3くらいで済む。)
液タブはWacomのだとやっぱり高いんだけど、13インチはさすがに小さいと思うので、16をお勧めします。
(金に余裕があるなら自分はこれを買ったと思う。)
とは言え俺は、Huion製
お勧めしておいてなんですが、私は液タブの方はHuion製です。
理由は画面がでかくてコスパ良いから。。。。。
やっぱり使ってみて思いますが、資料を置いたりツールを並べたりしていると実際に書くために使える領域がどんどん狭くなっていきます。
机は広い方が楽です。
私が最近使っていたのはHUIONのGT-191 v2というモデルです。
24インチで当時4万円台というかなりのコスパの良さに惹かれて買いました。
(ワイはでかい画面が良かったんや。。。。Apexプレイするためだからな。。。)
ちなみにWacomで同じくらいでかい機種を買おうとすると10万近くしたので、正直入門用としては手が出せませんでした。
中華メーカーは低評価レビューを見ているとどうしても当たり外れがあるようですが、新品を購入すればほぼ確実に返品保証はついているので安心してもいいかなと思います。
最近は発熱とペンの誤動作が増えたのでHuion Kamvas22 Plus に新調したのですが、これまた22インチ画面で5万代とコスパが最高だったので、参考にどうぞ。
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【中華液タブ】HUION製 液タブ Kamvas22 Plus を購入して使ってみた
いやぁ~、、、セールで安くなってたので買っちまいましたよ。。。セールで5万円デス! 結論、めっちゃよかったです。もうちょい早く買ってたらストレスなかったかな。。。 液タブ変えたらマジで感動した話 こう ...
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まとめ
今回はデジタルで絵を描いてるだけの素人の主観モリモリで、
なおかつ液タブ派という偏った立場から記事を書きましたが、いかがだったでしょうか?
個人的にはかなり、描く側の目線で、本音で書けたかなぁ~と思います。
読んでいただいた方、ありがとうございました。
記事中液タブと板タブ、メリットとデメリットが交互に出てきて混乱させてしまったかもしれませんが、最終的な意見としては、
「使いこなせば大差はない、けれどデジタルを始める時なら、圧倒的に液タブ」
という、感じです。
ここまで書いておいてなんですが、なんかもう割とどうでもいい気がします。
なので最終的には気に入ってる絵師さんがどっち使ってるかとか、そういう理由でもいいんじゃないかと思います。
自分はどちらの方があっていそうか?
多少なりとも参考になれば幸いです。
また思いついたら適当に記事にしてみたいと思います。
それでは、また。