ずっとほしかったんですけど何気に置き場所がなくて買えなかったんですよね・・・
ようやく購入できたのでレビューします。
コンプレッサーはDIYの必需品 (だと思う)
エアコンプレッサーはその名の通り、エアをコンプレスして吐き出すSirです。(意味不明)
モータで空気を圧縮してタンクにため、高圧の空気を吐き出す装置です。
DIYでは水飛ばし、切り子飛ばし、その他清掃等、何かを吹き飛ばす作業には何でも使えます。
すっとほしかったんですが、そこそこ騒音が出る&サイズが大きいこともあってなかなか入手できませんでした。
何とか場所が確保できたので、思い切ってデカめの個体を購入。
さっそく見ていきましょう。
今回購入した商品
今回購入したのは、ハイガーという会社の39Lタンク、オイルレスコンプレッサーです。
ぱっと見の印象、価格、性能だけ見るとかなりコスパは高そうです。
メーカーについてはあまり聞いたことがなかったのですが、日本のメーカーだそうです。
ちょっと期待してみていきましょう。
いざ、開封
それではさっそく開封していきましょう。
まずパッケージから。
さすがに巨大です。
重量もそこそこあり、一人で運ぶのはちょっと厳しいスケールです。

箱の側面には色の表示があります。
2025年時点でグリーンとブラックがありますが、箱の外に表示があるので、最初に確認しておきましょう。

さっそく開封してみます。
箱の内部は下記のようになっていました。
コンプレッサー本体を左右から発泡スチロールで挟み込むように梱包されています。

箱からの取り出しですが、正直上から引っ張り出すのはかなりきついです。
今回は下記のように側面をぶち破って取り出しました。

コンプレッサー本体を取り出しました。
全体の構成は下記のようになっています。

タンクの質感はちょっとざらついたマッドな仕上げです。
正直めちゃくちゃ良い。
個人的にテカテカ仕上げが好みではないので、こういった加工が流行ってくれるのはうれしい限り。

文字は直接塗装ではなく、ステッカーです。
続いてモータ部分を確認してみます。
今回の製品では誘導電動機ではなく、ブラシレスモータが使用されています
構造も制御も単相誘導電動機に比べるとかなり複雑で、あまり家電に多用される印象はなかったのですが。。。。
時代の変化を感じますね。
プラスチック部分も少しざらついた仕上げとなっており、高級感があります。

上部分がちょっと取ってのように見えるのでこのまま持ちたくなりますが、吸気口なので注意です。

モータ側面にはオイルレスのマークがあります。
最近オイル式のものをあまり見ない気がします。
市場に出回っている一般ユーザー向けのものは、ほぼオイルレスかな~と思います。

モータの隣にはリセットスイッチ付きのコントローラが配置されています。
ブラシレスモータの制御基板はすべてこの箱の中に収められているようです。

反対側も見てみます。
ステッカーは片面だけで、背面にはありません。
モータの部分からタンクにつながるホースが2つあることから、なんとなくお察しいただけたと思いますが、贅沢なことに2つのモータで空気圧縮を行っています。
全体的に配管類もきれいに収まっています。

ドレンコックは真鍮製のものにプラ製のコックがついています。
六角レンチがあれば、コックを取り外すこともできそうです。

配管部分には圧力センサらしきものがあります。
このセンサですが、私のところに届いたときは緩んでいたのか、少し曲がっていました。
手で起こせば直ります。

モータから延びる配管は金属メッシュのホースでガードされています。
かなり頑丈そうです。

上部のエアクリーナ部分を見てみるとスペックの記載があります。
正式な型番名は「HG-1300RB-39」のようです。ステッカーと同じですね。
最高出力は0.8MPa、一定圧力になったら自動OFFするモードの場合の再起動圧力は0.6MPaとなっています。
最高出力と停止時の圧力にあまり差がないので、静音重視というより、吐出圧力重視の設計になっているようです。

側面を確認してみます。
この製品には出力口が2つついています。
タンクに対し、T字に取り付けられています。

出力口には吐出圧力を調整できるバルブと、ワンタッチチャックが取り付けられています。

上から見ると下記のようになっています。
上部には電圧計があり、コードリールなどを使用している場合などにどれだけ電圧ドロップがあるのか確認することが可能です。(レビューを見た感じ割と需要がある?機能のようです。)
圧力計は左右それぞれにあり、吐出圧力を別々に確認することができます。

●組み立て
続いて組み立てを行っていきます。
ほぼ完成した状態で届きますが、運搬用の持ち手とタイヤだけは自分で取り付ける必要があります。
まずタイヤから。
タイヤは2つ同梱されています。

現物はこんな感じ。プラ製のホイールの外周にゴムがまかれています。
バリはなく、仕上げの品質は高いです。

1cmぐらいは厚みがあるので、床を傷めたくない人にはいいかも。

タイヤは付属のボルトとロックナットを使用して取り付けます。
特にベアリング等はないです。

タイヤの表裏ですが、中心の円系部分に細かい穴が開いてないほうが、外側に向ける面だと思われます。

取り付けは少々厄介です。
コンプレッサーを買う人で、手元に道具が全くない人はいないかと思いますが、レンチが2ついります。
左右からロックナットが底打ちするまで閉めこみます。

タイヤをつけ終えました。
側面からみた見た目は下記のようになりました。
3cm程度高さがあるので、ドレンコックは簡単に回せます。

続いて前川の足も取り付けていきます。
前側の足はタイヤではなく、吸盤のよいな形状のゴムパーツです。(吸盤ではないです)

裏側はこんな感じです。
厚手のゴム足、といったところ。

ゴム足もタイヤと同様に、付属のボルトとナットで固定を行います。

ここもまたタイヤと同様ですが、取り付ける際はコンプレッサーをひっくり返してレンチとソケットレンチを使って締め付ける必要があります。
ソケット持ってないと取り付けはできませんので、注意。

参考ですが、こちらのボルトとナットは径が違います。
2サイズ用意する必要があるので注意・・・・

●起動テスト
次に電源を入れて動作チェックを行います。
少しわかりにくいですが、側面にある赤いゴムが付いたレバーが電源スイッチです。
再起動圧力(0.6MPa)未満の場合は、自動的に電源が入ります。
電圧計ですが、一応100V程度ないと使用を禁じているようです。

電源を入れてみました。
ちなみに電圧計はコンセントに接続しただけで表示を開始しました。
起動スイッチはあくまでコンプレッサーのモータのON/OFF切り替え用で、電源供給自他は常時行っているようです。

スイッチをONにすると、若干電圧が低下し、圧力メータが上昇し始めます。

速度はかなり早く、1分39Lが満タンになります。
動作音については感じ方に個人差があるので何とも言えないところですが、個人的にはかなり静かだと思います。
室内で2m程度離れていれば、耳栓はいらないかな~というレベルです。
ポンポンポン・・・という感じではなく、ゴーーーーーーーという感じの高い周期の音です。
誘導電動機を使用しているコンプレッサーを使ったことがありますが、それと比べるとかなり小刻みなイメージ。
耳障りな感じはしないです。
トリガを引き切った状態で少し待てば、ほぼ圧力は0になります。
ドレンコックですが、90度回しただけでフルオープンになるので、ゆっくり出す、というのは少しコツがいります。
圧力が残ったまま前回にするとかなり大きい音がするので注意。

●エアフィルター清掃方法
最後にエアフィルターの清掃方法を確認してみます。
エアフィルターのカバーはねじ1つで止められています。

頻繁に清掃することはないかと思いますが、ネジ1本ですぐアクセスできるのはうれしい限り。

内部には吸気口に対して2種類のエアフィルターが設けられています。
同サイズのものが市販されているかはわかりませんが、特に複雑な形状ではないので、適当なフィルターを切って使えば問題なさそうです。

まとめ
以上、ハイガー製コンプレッサー39Lモデルのレビューでした。
全体的に丁寧に仕上げられており、個人的にはかなり好印象。
日本メーカーからいいのが出てくると、ちょっと応援したくなりますね。
これからのDIYライフに、末永く付き合ってもらおうと思います。

使用感、2ポートを出力した場合の持続時間、安定性などは後日レビューしていきたいと思います。
それでは、また。
