どうも、タイヤオタクのバイト戦士です。
今回はタミヤ旧工作シリーズのタイヤを紹介していくぜッ☆
タイヤをかき集めた日々
思えばよくこんなにかき集めたものだなと思う。(これで全部じゃないぞ)
小学生の時のお小遣いは月500円。祖父に連れられて模型屋に行っていた日々。
模型屋に並ぶ新商品とは対照的に、ショーケースの奥でほこりをかぶった商品がなんだか宝物のように思えた。
「あれ、見たいです。」といいつつ結局買って帰り、自分で作った自動車模型に組付けて遊んでいた幼少期。
気づけばもう10年くらい前の話。
時が速いぜ、、、、
小学生の頃の誕生日プレゼントが電気屋で売っている乾電池詰め合わせセットだったこともあって、何かと工作に関係したものを買いまくっていた。そして当然、タミヤの工作シリーズもたくさん買っていた。
つい最近、実家の整理をしていたら大事そうにボックスにしまったタイヤや工作セットがたくさん出てきた。
組み立てて完成させたものから未使用のものまで、大体50個くらいかな。
タイヤが比較的いい状態だったので、記録もかねて紹介したいと思う。
タミヤ旧工作シリーズとは?
まぁ、ぶっちゃけ俺も詳しいわけじゃない。
今2023年だけど、旧工作シリーズが「新商品」として売り出されていたのはかれこれ40年ほど前になるので、当然生まれてない。
当時は「タミヤ」じゃなくて「田宮模型」だったはず。
今でこそ「エレクラフトシリーズ」とか、ロボコンで使われるようなものが取り揃えられているけど、この頃はまだ「模型色」が強くて、なんかかっちょええ見た目の商品が多かったみたい。
明確に「旧工作シリーズ」として存在しているわけではないんだけど、一新して新しく商品番号を振り出した現在の商品と対比してこういわれているらしい。
今でも昔からある模型屋さんとかに行くと結構見つかったりする。(数十年棚の奥で眠っていたりする。。。。。)
それでは、紹介していこう。
それでは、紹介していこう。
今回紹介するのは以下のタイヤだ!
う~ん、、どれも魅力的。。。
なんていうのかな、、、、
この経年劣化で若干黄ばんだ箱に模型屋さんのカビ防止剤の匂いそしてこの旧製品独特のイラスト。。。。
たまらん。
順に行きます。
No.1:SLICK RACING TYRE (FRONT)
まずはこちら。
スリックレーシングタイヤ(フロント)のセットです。
当時の価格は2個入で250円。やっすいぜ・・・
位までこそ茶色い箱に図面データを描いたようなデザインになってしまいましたが、この頃のタイヤセットは本物のイラストを使うのが普通だったみたいです。(今のもいいデザインだとはと思う。)
裏面には使用方法が書かれています。
この頃のタミヤ製品は六角シャフトがなかったみたい。
すべての商品でねじ止めをするようにとの記載がありました。
こちらの商品ですが、「楽しい工作シリーズ」の一つではあるものの、当時は以下のような1/12スケールプラモデル用として販売されていたようです。
当時はプラモデルと工作シリーズの垣根があんまりなかったみたいですね。
タイヤ本体は以下のような感じ。
かなり作りはしっかりしていて、ゴムの質感も本物?っぽいですw
というか製造から数十年たってるのにこれだけ持ちこたえている時点で、かなり品質は良かったんだろうな。。。
ちなみにこれは使用済みで、540モーター直結ラジコンを作った際に使用したのでだいぶボロボロな方。
アスファルト上でのグリップは案外悪くなかったです。
No.2:MUD & SNOW RALLY RADIAL TYRE
お次はこちら。
ラリーラジアルタイヤセットです。
価格は二個入りで250円。
これもなかなかいい出来しておりますわ。。。。
いまでこそ少なくなったけど、昔の車雑誌とかみてるとこのホイール結構でてくるよね。
さすがにプラモ向けとあってか、ねじ止めはしにくい構造になってます。
若干掘られている程度ですね。
ナットまで成型しているあたり、工作シリーズで使う人を想定していたわけではないのかも。
タイヤ本体の質感はこんな感じ。
これねぇ、、、驚くんだけどマジで精度高いよ。今の工作シリーズでもここまではやられてない。
本当に「本物のタイヤに似せようとしている感」が伝わってくる。
しかもよく見るとタイヤの規格やメーカー名が実名で書いてある。ライセンス使用料とか払ってたのかな・・・・
最近だとゲームと車会社が提携して作中に実写が出てきたり、みたいなことがあるけれど、プラモデルも確かその辺の契約があるなんてことを聞いたことがあります。
ロマンを感じるよね。
No.3:ALL WEATHER RACING TYRE (REAR)
お次はこちら。
オールウェザーレーシングタイヤ(後輪)です。
価格は2個入で250円。多分このシリーズは全部この値段かな?
箱に書かれたイラストがかっちょいいぜ☆
タイヤ本体はこちら。
ちょっと劣化して端っこが割れてますね。
でもタイヤ本体の出来は精巧です。
ちゃんとイメージイラスト通りの溝が彫られてる。
ていうかマジでタミヤのイラスト魅力的だよね。だれが書いているのか知りたいくらい。
こちらもタイヤの刻印がちゃんとされています。
この辺も削れてなくなっていたりしないあたり、ちゃんと作っていたんだなと感じます。
ちなみにmaid in Japanです。
No.4:TRUCK TYRE SET 個数4
お次はこちら。トラックタイヤセットです。
4個入りで350円。
こちらは先ほどまでのものとは異なり、工作シリーズとして明記されてますね。
裏面にはギアボックスセットと合わせて使う際の方法が書かれています。
タイヤ本体はこんな感じ。
非常によくできてます。なんかゴムのいい匂いがします。
このフタでねじを覆って違和感をなくしてやろう!という作戦のようです。いいね。
ちょっとわかりにくいですが、やはりタミヤ。
工作向け製品といえど、ちゃんと「DUNLOP」と書いてあります。
先ほどもちらっと言ったけど、当時のタミヤはねじシャフトが主流だったようで、こちらの商品では二つのホイールに板ナットを入れてダブルナット形式で止める仕様になっていました。
今はほとんど六角シャフトになっちゃったけど、こっちの方が自由に長さを決めたりタイヤを二連にして使ったりできるので、
この方式が復活してほしい気もします。
No.5:RACING TYRE SET 個数4
レーシングタイヤセット。
4個入りで300円です。
またまたかっこいいイラストや。。。
NASCARあたりをイメージしてるのかな?
さっき言い忘れましたが、この工作向けシリーズではホイールにあらかじめメッキ加工がされています。
多分プラモデル向けは「自分で塗装するよね?」って感じでつや消しの無塗装、工作向けは「そのまま使うよね?」という意味でメッキ加工、だったんじゃないかと思ってる。
何だろうなぁ。。
ものすっごくチープなメッキ加工なんだけど、すごい夢を感じるんよね。
↑最近のは実用的(耐久性高い!ロボコンにも使える!)なんだけど、何だろうな、工作にはもっと夢のあるデザインでもいい気がする。
どっちもラインナップしてくんないかな~
先ほどの1/12モデル向けタイヤと比べるとちょうど半分くらいの直径です。カワイイ。
No.6:BUGGY TYRE SET 個数4
お次はこちら。
バギータイヤセットです。
価格は350円。
これは当時の僕が我慢したのか単に忘れていたのかわかりませんが、未開封の状態でした。
未使用時はこんな風にホイールがつながった状態で箱に入っています。
プラモデルのメッキ部品、という感じがします。
なんか文字が書いてある。
ちょっと見にくいんだけど、「TAMIYA PLASTIC MODEL CO. MAID IN JAPAN」と書いてあります。
これも日本製なんですね。
タイヤ本体はこんな感じ。
おおきなブロックがランダム気味に配置されていますが、一周しても違和感なくできてます。
横方向で変な継ぎ目がない当たりがさすがタミヤ製品だなと思います。
もちろんここにも「GOOD YEAR」の記載があります。
No.7:HEAVY DUTY TYRE SET
さて、最後です。
トラクタータイヤセット。
2個入で500円です。(他よりちょい高め。)
これだけほかの商品と説明が違いますね。
ステアリングセットとの組み合わせ方が書いてあります。
タイヤ本体はこちら。
いやぁ~でっかいぜ。ブニョブニョしてる。
こちらのタイヤはサイズ的には1/12モデル向けですが、楽しい工作シリーズ向け、ということらしい。
板ナット二枚を使用したダブルナット方式が採用されてます。
タイヤの溝はこんな感じ。
かなりごっついですね。
中空タイヤでこれほどの大きさなので、結構大きく変形します。
色塗った方が恰好いいかなと思ったんですが、こうしてみるとオレンジ色が結構いいアクセントになってます。
欲を言えばホイールの両面ともスポーク構造にしてほしかったかな~
今は3Dプリンタで簡単に作れてしまうので、今度工作に使うときはホイールだけ作り直すかも。
(おそらく)これをもとにして考えられたであろう「オフロードタイヤセット」。
実用性も走破性も上がっていますが、何だろうな、このなんとも言えん昔の製品のロマンが僕は好きです。
両方ラインナップするほど、工作シリーズの売り上げはないのかもしれませんが、もう一回このロマンあふれるデザインの製品作ってくれないかな。。。。
まとめ
以上、タミヤ旧工作シリーズのタイヤセット紹介(ただの自慢)でした!
いかがだったでしょうか?
多分昭和生まれの僕の親世代、4、50代くらいの人が見たら、「あ~!こんなんあったわ~」ってなるかもしれないですね。
製品の寿命的にもいつまでも残しておくことはできないので、こうして記録として記事にしてみるのも案外悪くないかもしれません。
まだ未開封の工作シリーズもあるので、記事にしてみたいと思います。
それでは、また。