自作・改造

【自作】タキロン製 研ぎ出し流し台750Dを使用してシンクを新調する

今回はサビサビのシンクを新品に換装します。

台所のステンレス製シンクが錆びて家中に異臭を放っているのでごっそり換装しました。

ステンレスの錆がとんでもなくクセェ

ステンレスって錆びないのかな~と思ってたんですが、そうでもないんですよね。

強力な洗剤とか防カビ材を置いておくと、寝食を起こして本来の防錆機能が失われることがあるそうです。

気になる現状は以下の通り。

中古物件なので多少の痛みは致し方ないところですが、それにしても錆びすぎだろぉ・・・

なんていうかもう、見た目がバイオハザード感満載です。

水道のほうも緑色の錆なのか、コケなのかよくわからないものがくっついています。

シンク周りの構造を確認する

交換用部品をざっくり把握するため、引き出しを外して確認してみます。

シンク背面は一部特殊パーツが使われているようです。

基本塩ビ管っぽい。

裏側はL字構造になっているだけで、特に匂い防止のためのS字構造とかはないようです。

どうりで匂いが漏れてくるわけですねぇ・・・

下側もちょっと茶色くなってるので、だいぶ浸食が広がっていそうです。

とりあえずさび落としとか修理の線はまずなさそうな雰囲気です。

タキロン 研ぎ出し流しをレビューする

今回は交換用の流し台として、タキロンのレジンコンクリート製品を選定しました。

あまり見るところはないので、軽めにレビューします、

今回購入したのはガーデニング等に使われる製品になります。

配送は佐川急便でした。

カラーはみかげ。石っぽい見た目です。

付属品として排水戦とゴム栓が用意されています。

内容物は特にありません。

左上にちんまりと排水栓が同梱されています。

排水栓のサイズはかなり小さいです。

やすいっっぽいですが、一応ゴムパッキンもちゃんとついています。

レジンコンクリート、という製品に初めて触れたんですが、コンクリートにレジンのような透明素材を含ませながら固めた?ような質感です。

もしかしたら表面から浸透させたのかもしれません。

角の加工面は若干ざらざらしており、コンクリート感があります。

この石のような見た目が「みかげ」らしい。

質感はかなり高級感があります。

悪く言えば墓石。

裏面は下記のように若干の補強がされています。

コンクリートなので強い衝撃を与えれば砕けてしまうと思いますが、少し触ってみた限りでは、それなりに耐久値はありそうです。

作業開始

それではさっそく作業にかかります。

今回はステンレスのシンク部分のみ、ごっそりくりぬく作戦で行きます。

まずは切り子が飛散しないよう簡単に養生します。

今回使用するのはボッシュの125mmグラインダです。

変速域が広くて使いやすいのでお勧め。

大体あたりを付けたら適当にグラインダでカットしていきます。

これまで鉄しか切断したことがありませんでしたが、さすがにステンレス製。

みるみる刃が小さくなります・・・

ひとまずくりぬき完了。

裏地の構造材まで切断してしまい、えらい煙が出てきましたが、何とか燃えずに済みました・・・

再利用の予定もないので、水道パーツもぶった切ってしまいました。

まぁ、アオカビだらけなのでいいでしょう。

続いてサイズ感確認。

今回くりぬいたシンクのサイズに合うように、タキロンの研ぎ出し流し台としては最大サイズのものを選択しましたが、それでも若干小さいです。

周辺のバリに触れてけがをするのを防止することも兼ね、木枠を作って覆うことにします。

使用するのはホームセンターの2バイ4材。ホワイトウッド材ですが、枠として支えるくらいの用途なら強度的に問題ないでしょう。

刈組してみるとこんな感じ。

結構よさそう。

木枠の固定はこちらの120mmビスを使用します。

う~ん・・・
若干短い。。。

打ち込みまくって使おうと思います。

ホワイトウッド材は非常に割れやすいため、縦にビスを打ち込む際は下穴作業が重要になりますが。

が、ここで悲劇が発生。

金工用のドリルビットで作業しようとしたところ、摩擦熱で高温になったこともあってか、簡単に折れてしまいました。

ちゃんとした木工用使うべきでしたね・・・

若干打ち込み位置を変えつつ、3本打ち込んで固定します。

塗装で見えなくなるので、大体でいいでしょう。

コーナーの角落とし作業は、こちらのBSデライトディスクを使用してみました。

簡単に言うとグラインダ用の紙やすりです。

しかしなかなかにコスパは悪く、1枚800円ほどします。

興味本位で購入してみました。

裏面はこんな感じです。

グラインダのカバーに若干接触している気がしますが、まぁ問題ないでしょう。

少しの間削ってみましたが、何とも言えない感じです。

目がかなり細かいこともあってか、あまり削れていない気がします。

あらかじめ棒やすり等で削ってから、仕上げに使うのがよさそうです。

排水栓のほうも取り付けていきます。

付属品は上下でねじ込み固定するタイプです。

裏面を見ると下記のようになっています。

受け側は塩ビパイプを差し込むことにします。

床側の配管は塩ビパイプが直接生えていました。

周辺は生木のため、水漏れが発生すると被害が出そうです。

今回は異径コネクタを使用して、床のパイプに内側から差し込むことにします。

もともと塩ビ管を内側に差し込む想定しかされていないため、当然内側に入れようとするとうまくはまりません。

今回はシールテープを軽めに巻き、押し込んで固定します。

接着剤にはこちらのタフダインを使います。

これ、ずっと売ってますよね・・・

小学校のころホームセンターで買った時からパッケージが変わっない。。。

シンク側のコネクタも径が合わなかったため、シールテープを使用しました。

上からじょうごのように接続していけば、よほどの水量がない限り漏れることはないでしょう。

最終的に下記のようにL字で接続できました。

思ったよりきれいにまとまったかなと思います。

最後に木枠を塗装します。

今回はダークブラウンを選定。

塗装後、シンクに配置してみました。

結構よさそうな予感がします。

シンクをはめ込んだら完成です!

もともと屋外に置いて立柱水栓とセットで使うものなので、この空間だけ空いています。

水が入るともろに下の引き出しにたまるので、何とかしないといけないかも・・・

下の配管部分は、気休め程度ですが、コーキング材で隙間を埋めておきました。

多少のにおい漏れ防止にはなるはず。

以上で作業完了です。

まとめ

今回はサビサビのシンクをタキロンのシンクに交換する作業を行ってみました。

みかげの質感も意外に周辺の木材とマッチしているような?気がします。

個人的には満足です。

そうそう壊れるものでもないので、長く使っていけたらな~と思います。

数日待ってみましたが、嫌なニオイは消えたので、シンクの錆の匂いが原因だったようです。

とりあえず解決したので満足。

それでは、また。

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