今回はユンボのバッテリを強化していきます。
寒冷地ではやっぱりバッテリのパワーが必要な件
前回はソーラーパネルで少しずつ充電するタイプの過放電防止装置を作成しましたが、それをもってしても寒い朝などは始動が厳しいです。
エンジン全体がマイナス温度になっており、オイルがかなり固いため、セルモータを回す時間がどうしても長くなってしまいます。
微量ですが常に充電を行っているため、セルモータを回し始める際はほぼ満充電です。
ただしセルモータを回す時間が長すぎて始動できない。。。
結局寒冷地では、低インピーダンス、大容量バッテリが必須、なのでしょうか・・・
今回使用するバッテリ
今回使用するバッテリは、下記の商品。
「120D31L」。
トラックなどに使われる、非常にCCA値の高い製品です。
CCA値とは、-18度環境下で放電した際、30秒後に12.0Vから7.2Vまで低下する電流値を指します。
ざっくり説明しますが、
一般にバッテリは低温であるほど電流を流せなくなります。
その不利な条件下で電流を流し続けても、30秒後も容量が減らず高い電圧が残っているほうが、強いバッテリになります。
つまり、CCA値が高いほど、低温や大電流に強いバッテリとなります。
今回のバッテリのCCA値は、680になります。
小型のユンボにつけるにしては、いささかハイパワーすぎるぐらいでしょう。
早速取り付けを行っていきます。
バッテリの価格帯を調べてみて思いましたが、ホームセンターなどで買うより通販のほうがずっと安いので注意。
店頭で買おうか迷っている人は一度価格.comなどで検索したほうが良い気がします。
巨大バッテリを確認する
まずばバッテリ外観チェックから。
わかってかったけど、さすがにでかい。
「
横幅31cmあります。
バッテリ本体は下記のようなデザイン。
だいぶ重量がありますが、取っ手が取り付けられているため、持ち運びには困らないと思います。

端子の型は「D」になります。
今回のバッテリの型番は「120D31L」ですが、Dは端子のの径を指します。
この辺を調べておかないと端子を変えなければならなくなってしまうので注意が必要です。

バッテリ上部には小さな窓があり、緑色の液体が見えます。
小型のバッテリにはあまりついていないと思いますが、このサイズ・価格になってくるとハイドロメータとよばれる計器が付くようです。
充電状態やバッテリの健康状態により、緑、黒、白と色が変わるようです。

バッテリ取り付け台座を作成する
今回はバッテリを取り付ける台座を作ります。
標準でついていたバッテリはGSYUASAの40Bです。
どう頑張っても入らん。

ユンボの手前のスペースに若干の余裕があるため、今回はここにセットすることにしてみます。
そのまま置くだけでも使えそうですが、バッテリ内部には硫酸が入っているため、万が一にもこぼれないよう、固定台座を作っていきます。

まずは適当に現物合わせで木材切断をしていきます。
最近押し切りをゲットしましたが、ほんとに作業効率が上がります。
もうギコギコはしません。

ちなみに切り子は下記の通り、ホームセンターのアルミダクトパイプとAmazonで販売されている軸流ファンを使用して吸い上げ、庭に撒いています。
40W程度の出力なのであまり期待していませんでしたが、かなり吸ってくれるのでお勧めです。

今回はバッテリ置き場の底面が凸状になっているため、台座の下部分を凹構造にしてはめ込みます。
適当に木ねじで貼り合わせたら、マルチツールでサンディングしていきます。

サンディングに使用しているのはAmazonで購入したマジックテープ式のサンドペーパです。
めちゃくちゃ数が入っているのはうれしいのですが、真ん中に穴をあけてほしかった。。。
これだと真ん中のピンを抜けないので、ツールを変えるときに実質使い捨てになっちゃうんですよね・・・

大体仮組をしてはめ込みを確認してみましたが、ここで問題発生。
なぜか中央部に2か所ボルトが埋まっているため、使えてはまりませんでした。

干渉しないように椹木を加工するのも大変なので、今回は大きいサイズのドリルで穴をあけていきます。

う~む。

作業が雑すぎる・・・
木材用にガリガリ削ってくタイプのビットですが、このサイズになると実質セルフィードビットみたいなものなので、
当て木しないとダメですね・・・
今回はバッテリ底面に敷くようなので、見栄えは後回しです。

なんとか1時間程度で作業完了。

バッテリを置いてみるとこんな感じです。

ユンボが倒れでもしない限り、揺れて外れるようなことはないかな~と思います。

バッテリの前後面には特に壁を設けないつもりでしたが、若干ぶれるので一枚追加することにしました。
糸鋸でボルトと干渉する部分をカットしていきます。
意外に縦引きするとピーキーな挙動になってしまうので、毎回細かい溝を入れてくずしいくスタイルを使っています。
素人目では、ぶっちゃけこれが一番水が少なくて済みます。
時間はかかりますが・・・

切断完了後、張り合わせて作業完了です。
こんなもんでいいでしょう。

続いて防腐を兼ねて塗装を行っていきます。
色はユンボと同じオレンジ。

上下とも全部まとめて塗りたいので、ビスで足をつけてから作業します。

子供のころ家の壁を塗装したことがありますが、とても楽しかったのを思い出します。
なにも面白いわけではないんですが、なんか楽しいんですよねぇ・・・

塗残しが内容チェックしたら、作業完了です。

乾燥後、仮組をしてみます。
結構キッチリはまりました。

続いてバッテリとの配線を作っていきます。
いい感じの太さのケーブルがなかったので、ジャンプスタート用のケーブルを購入しました。
定格的には若干足りてないですが、始動時のピーク電流程度であれば問題ない、、、はず。
ユンボ内部で使用されているバッテリ周りの配線太さとあまり変わらないため、多分行けるでしょう。

かなり太い配線ですが、中身はかなり細い線を集めた多芯線となっているため柔軟性があります。

間違って購入したB型番用のバッテリ端子ホルダが余っていたため、これを使って2つを固定していきます。
さすがにこの太さをはんだ付けでゴリ押しするのは厳しいです。

何とか配線完了。
ちょっと長いですが、今回バッテリが巨大すぎて、給油の際にバッテリを一度下ろさないと点検カバーが開かないことが分かったので致し方なし。
束ねて使用するようなことがなければ問題ないでしょう。

最後にバッテリがあったスペースに適当に線を固定します。
もともとバッテリより低い位置に給油タンクとキャップがあり、超絶給油しずら買ったのですが、だいぶ改善されました。

ケーブルは隙間からギリギリ取り出せました。
被覆が比較的柔らかいので、ピンチングして短絡しないかだけが心配・・・
万が一短絡しても、バッテリより先にケーブルが燃えてちぎれてくれれば御の字ナリ。

最後にバッテリの端子をせつぞくします。
まじまじと見たことはなかっのですが、微妙にテーパ加工されている模様。
はめ込む際は少し押さないと奥まで入らないので注意です。

がっちり固定したら作業完了です。

最後に端子を覆うために上側もカバーを作成。

少々雑ですがこんなところでしょう。
真ん中の通路が消えてしまいましたが、高さが低いのでまたいで乗ればOK。

バッテリ換装後の効果について。
最強。
無限にセルモータを回せる耐久力があります。
元の40Bバッテリと比較すると、さすがに容量が違います。
ただしやりすぎると過電流で配線が燃えてちぎれる可能性があるので注意。
まとめ
今回は寒い朝でも一発始動できるよう、ユンボのバッテリをサイズの異なる大型品へ換装しました。
結論、特に問題なし。
今回は正常なエンジンやセルモータに対して、バッテリを強化する分には特に危ないことはないかなと思います。
何らかの理由で負荷が重くなっている個体に対し、セルモータで無理やり始動させるためにバッテリを強化するのはやめたほうがよさそうです。
(セルモータが本来の定格以上のパワーをだして壊れるかも)
ひとまず過放電なし、始動性抜群のユンボになったため満足。
それでは、また。


