イラストの記録

イラスト上達のために方法と特徴を研究し、反省する-①

う~む、イラストに力を入れすぎるとブログの更新頻度がガタ落ち、ブログに力を入れるとネタ切れ。

どうしたらええねん!!

ということで、久々のブログ更新になります。

1月より始めた「俺、絵が上手くなりい」計画でありますが、早くも1年が立とうとしております。

今回は今月というか10月後半から描いた3枚の絵で、いろいろな方の作品を見ながら学んだ良い点をメモしておきたいと思います。

まず描いた絵3枚から

ではでは描いた絵を3枚ご覧いただこう。

まだまだ未熟で記事にするのは大変恥ずかしいのだが、それでも

しっかり人目に付くところにアップすることを意識して描いた絵なので臆する必要はないのだ。

1枚目。

なんだかさむぅなってきたので厚着が書きたいなぁと思って描いたイラスト。

2枚目。

DDLC Plusの発売を祝し、過去作を忘れまいとして書いたイラスト。

矛盾するようなテーマだが、まぁまぁうまく描けたと思っている。

3枚目。

Youtubeの動画でアクセラレータvs御坂美琴の動画がお勧めに出てきて懐かしくなって描きたくなった。

もうかれこれ最初に見たのは数年前なので高校生になったという設定で描いた。

一応例のごとくネタ漫画も追記である。

アクセラレータをセロリと呼んだ奴はマジで天才だろう。

反省点1:時間をかけすぎるのは良くない

まず一番思ったのはこれである。

上記3枚の絵を見てどれが一番時間かかったかと聞かれると、
さぞかし迷うことであろう。(下手ゆえに。)

そう実は一番目から一番下の順につれ、だんだん一枚にかける時間を短くしているのだ。

ちなみにどれくらいかけたかというと、冗談抜きで以下の時間をかけた。

  • 1枚目:120時間
  • 2枚目:23時間
  • 3枚目:21時間

う~む。何とも遅筆であるが、120時間とはなんぞや。

そう、これは一つの実験だったのだ。

「どれくらい一つの絵に真面目に取り組めるか」

という実験である。

満足いくまでラフ・線画を10数回書き直し、色塗りも描いては全消しの繰り返し。

マジではげそうなストレスである。

こんな風に描きたいというイメージはあるのにいざ手を動かすとそれがぶち壊される。

イライラして仕方がないが、描く手は止めたくない。

正直非常にめんどくさいし辛い工程であった。だがこれじゃない、これが描きたいというなんとなくのイメージはあったので、どれくらい精神的に耐えられるかをテストした。

結果として自分で満足いく作品にはできたが、完成度は、と言われると、微妙である。

特に色塗りが作品を台無しにする。以下のように線画と比較するとよくお分かりいただけるだろう。

なぜか線画の方が上手く見える。

というかなんだこの頭は、なめこか?

そもそも影を書き入れたくても描かれていない線画の上に書き込むことはできないのだと思い知らされた。

つまり線画のデフォルメ度合いと影の書き込み量には比例に近い関係があるのだ。(と思う)

そして何より完成度が落ちてしまったのは、やはり時間をかけすぎたということである。

正直線画を描き終えた時点で満足してしまっていた。

この時点で「うぉ~!描き上げたぜ!」と無事燃え尽きたわけである。

ここで当たり前すぎる反省点。

1枚に時間をかけすぎると、どこかしらで燃え尽きる。

だがもちろんいい点もあった。

線画とラフを繰り返し書いたことで大体のラフを仕上げる速度が格段に上昇したことである。

またレイヤーの使い方についてもかなり学ぶことはできた。

レイヤーわけのやり方や何が悪いのかを反復してやる練習という意味では無駄ではなかったと思う。

しかしいかんせん、人間は同じものをずっとやっていると飽きるので、ほどほどにした方が良いという結果が一番考慮すべきところだろう。

反省点を活かし、2枚目

そして二枚目である。実は以下の線画、なんと5時間程で描き上げることができた。

神絵師ならすでに絵が完成している時間であるが

バチクソ初心者且つ前回のラフ・線画で30時間以上かかっていた身としては爆速の進化である。

前回様々な上級者のイラストを見ながらり返し描いたことが功を労したのかもしれない。

なんとなくではあるが、

「ここじゃね?」みたいにラフの大量の線の中からそれらしき正しい線を選び出す能力が上昇したように感じた。

そして前回のなめこヘッドの反省を生かし、今回は髪の部分の線画の情報量を一気に増やした。

二次創作なので描きやすかったというのはあるが、思い切って線で表現してみることを意識した。

こんなにはっきりした髪の束があったらおかしいんじゃないか、、、、?

と思うくらい、案外はっきり髪の束を描いてみても案外違和感がないことにとても驚いた

人間の眼は案外バカなのかもしれない。

残念ながらその後の塗はやはりいつもの手癖でぼかしを多めに入れてしまい、毛束がよくわからない表現になってしまった。

しかしながら線画である程度ラインが確保されているので一見うまく見えるのは不思議なものだ。

ちなみにやってよかったことは以下のように上部レイヤにメモをした。

案外こうやってメモを書き溜めていくのはいいかもしれない。

いろいろな気づきはあったが、中でもいろんな絵師を見ていて「おおおおお!」と感動したのは

胸の描き方である。

いろんな絵師を見ていると、塗で偉大な共通点を見つけた。

塗は一般的に不透明水彩ブラシなどで塗られているようだが、たいていの場合ぼかされる。

しかし、みんな胸の中心だけはぼかさず
消しゴムツールなどでくっきり消してはっきりとした輪郭を描き入れているのだ。

これがねぇ、、、うん、、匠の技だよ。

こうすることで人間は制服などの服の上からでも

架空の乳首を想像してしまう」ようなのだ。

多分これ、しょうがない作用なのかも。

服の上でも胸と思しき場所で一点だけくっきりととがった影があると、ん?

となるようなのだ。

これをやっただけで結構雰囲気が出るじゃん、とめちゃめちゃ感動した。

ただ貧乳キャラでは使えないので注意な。

結構わかりにくいレベルでもやるとやらないのでは以外に差があるなと思った。

人間は妄想力が豊か。これを活用しない手はない。

そして3枚目

そしたそのまま勢いを失わず描き続けた3枚目。

好きな10032号である。

残念ながら胸はないので前記のテクは使えない。(残念!)

今回の絵ではやはり、Monikaさんの絵で問題だった髪の色がくすんで見える問題となんとなく配色がパッとしない問題をもっと解決するべく描いた。

残念ながらこれは私のひどい手癖のようで、なかなか矯正が大変なようだった。

まぁ、結果としてあまり改善できなかった。というわけである。

こればかりは作品を完成させていく過程で仕上げていくしかないかもしれない。

ただ髪の色がぐれーぽく汚くなってしまう問題はいくらか解決した。

方法は簡単だった。

合成モードを使いすぎない、ということである。

具体的には影を乗算ではなく通常レイヤーを重ねて描いた。

ぶっちゃけ乗算でも何でも同じ色をぬれば変わらんだろ、とか思っていたのだが、

これが全然違う。

具体的には、合成モード乗算のレイヤを3枚以上重ねるとかなりの確率で色が汚くなる。

単にそれだけで終わればいいのだろうが、たいていの場合上部にスクリーンやオーバーレイで重ねるので、これらの処理をしたときに結構影響を受けてしまうようなのだ。

これに影響を受けない配色をチョイスできればいいのだが、そんな技量はまだないのでこれからしばらくは通常モードのレイヤでやっていこうと思う。

合成モード乗算は色が汚くなりやすい、かもしれない。

ちなみに今回のおおまかなコメントは以下の通り。

こちらでも一点感動した点があった。

腕って円柱なんだから影の入れ方一様になってしまうやん、と思っていたのだが、人間の腕はやっぱりそんなきれいじゃなくて、緩やかな円錐をついにしてくっつけたみたいな形をしているのだ。

つまり、うねりが生まれる。

このうねりに合わせて影のラインを描く(上の点線部分)と、結構うまく見えるんやなと思った。

あと不思議と柔らかく見える。

そして影の描き入れ方なのだが、基本的には輪郭強めのブラシで描いて、

その後に部分的にぼかすとなぜかリアルに見えるのだ。

超簡単に言えば、ブラシで影を線で描いて、

「ぼかす、ぼかさない、ぼかす、ぼかさない」を単調にならないように繰り返す。

絵柄にもよるし、合っているのかもわからないけど、これは使えるのでは?と感じた。

ちなみに全部ぼかすとクソ下手くそに見えるので注意な。(俺)

自分の好みの神絵師たちは結構この部分ぼかしみたいなやつをわからないくらいにやっていた。

今回はこんなところだろう。

まとめ

今回はこんなところで終わるとする。

まだまだ改善点はあるが、うまい人の絵と比較しながらやるとやっぱり成長速度が速まる(ような気がする)、、、と感じる。(疑問)

さいとうなおきさんなんかはいわゆる「3カ月上達法」でこの過程がつらい!と言っているけど、正直時間を急ぎすぎなければそこまで辛くないのでは、と思う。

確かにうまい人の絵と技量だけで比べてしまえば下手くそ加減に若干残念に思うことはあるが、結局描き続けた結果の到達点としてはその参考にしている絵師の絵柄ではないだろうしなぁ、と思っているからかもしれん。

創作ってよくも悪くも正解はないしね。

ということで、まとめが意味不明になりましたが、今回の反省会は以上。

ではまた。

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