どうもメガネです。
デッサン練習を始めてからはや8カ月ちょい。
すぐにやめてしまうかとも思っていたのですが、いまだに続いています。
絵に全部をつぎ込んでいる人間ではありませんが、毎日30分程度、
「継続することによる力の検証」、ということで取り組んでいます。
以外に面白い実験結果になっているので多少参考になるかもしれません。
短時間のポーズデッサンやろうと思っているひとは参考にしてみてください。
デッサン枚数は約5500枚になりました
現時点での成果、ではないんですが、
現時点で今までに書いてきたデッサン枚数の総量は5500枚程になりました。
とは言え、一枚1分半しかかかっていないので時間にしてみればたいしたことはないですが、、、
時間にすると8250分ですね。
時間にすれば137時間程なので、作品に費やす時間に比べればたいしたことはない比率ですが、
個人的にはか~な~り、効いている実感があります。
8カ月間続けて得られた成果を簡単に述べる
だらだら書いていていても仕方がないので、いくつか結果を述べるとするとします。
これだけは言える-絶対にうまくなる
まぁ、もう大体お分かりかと思いますが、一日15分程度の練習とは言え、
どんなに最初が下手くそでも5500体も人間書いたらそりゃうまくなります。
というか私の場合これを検証したかった、といってもいいですけどね。
ネットの記事を見ていると、
「いくら続けたってこの練習法じゃうまくならない」
といった主張を掲げている人がいますが、そんなことないですよね~と、
言いたかったわけですよ。
人間毎日飯食ってるだけで少しづつこぼさないようになっていきます。
「僕、50年毎日絵を描いてきたんだけど、うまくなったと思う?」
と聞かれて「一つも成長しなかっただろ」、返せる人間はいないというわけですねぇ、、、
まぁ、これは屁理屈でありますが、誰でもうまくなる、というのが結論というわけです。
この反抗心も、私のモチベの一つではあるんですけどね。
時間によって短時間デッサンが持つ意味が変わる
これは最近感じるようになってきた現象ですね。
こちらの記事でもいくつか紹介しましたが、デッサン練習は時間とともに持つ意味が変わりますね。
ということです。
最初の頃は、単に構図をしみこませるための練習。
3か月程経つと、細かいところが気になってきて、このラインはもうちょい腕に近い方が、、、
とかがなんとなくわかるようになりました。
5カ月程経つと、人形練習サイトPoseTrainerで表示された人形は問題なく短時間で書けるようになってきました。
6カ月程経過すると、若干マンネリ気味になります。
まぁ、指すがに若干飽きるというわけですね。ww
ですがここで新たな疑問が私の中で発生します。
それは「その書き方が私に最適なのか?」ということです。
例えば線画を書くにしても、
- 濃い線い本で仕上げる
- 強弱のある線でしなやかに仕上げる
- 複数の線で勢いのある線で描く
- 丸みのある線でつなげて描く
といったように、いろんな書き方があるわけです。
マンネリ気味になっている、と感じた私は上記の方法のどれが、自分にとって最適なのかが分からなかったので、上記の複数の描き方を実行することにしました。
これに関してはまだ結論は出ていませんが、
私の場合はきれいな一本の線を長いストロークで描くよりも、
ゆっくりと長い線をつなげてつなげて描く書き方があっていると感じました。
描き方は人それぞれですが、
こういった「方法」について、模索できるのも、短時間デッサンのメリットだとは感じていますね。
一枚のラフを描く時間が速くなってきた
ラフを描く速度が速くなってきたのも、一つの成果と言えます。
ただし注意点があります。
それはあくまで一枚当たりのラフにかかる時間が短い、ということで、最終的な線画が完成するまでの時間が短い、ということではないことです。
ちょっと舐めてはいましたが、線画を完成させるまでの時間を大幅に短縮するほどではないです。
ただし、一枚当たりにかかる時間が短くなったので、結果的に自分が描きたい線が見つけやすくなったとは言えると思います。
気が付いてしまった簡単なラフの整え方
ラフを描く速度が速くなったと先ほど述べましたが、これは言い換えると
ある絵を描きたいときに複数枚のラフを描けるということなんですよね。
これはめちゃくちゃでかい。
これって結局自分が書きたいラフを完成させるのに大幅な手助けをしてくれるんですよね。
手順は以下の通りです。
1.大ラフを「鉛筆ツール」で大胆に描く。
2.「こんな感じ」、というラフを少し丁寧目に描く。
3.2で描いたレイヤの透明度を50%程度に落とし、参考にしながらもう一度ラフを描く。
4.3の作業を2,3回繰り返す。
5.レイヤーの拡大倍率を下げ、遠目から見て複数の線が重なったラフの中から描きたい線を探す。
もちろんパパッと構図が整えられるとか、そんな技術はいまだに身についておりませんが、ラフを2,3回程度書けば大体整ってくるようになりました。
なんでこの方法でうまくいくのかなぁ~と若干不思議ではあったんですが、どうやら人間は、
「複数の線で描かれた絵を見る時、最適な線を見つける習性がある」
らしいです。
つまり無意識に複数の線の中から勝手に「これがいい!」と選んでいるわけですね。w
描く速度が上がってきたことで、これを見る側に選ばせるのではなく、
ラフ作成の際に自分自身の力で選べるようになってきたというわけです。
複数枚ラフを描く余裕が生まれたことで、ある程度整ったラフの中から簡単に選べるようになってきたというわけです。
まぁ、ちょっとわかりにくいんですが、簡単に説明すると、
あなたがお風呂に指輪を落としてしまったとしましょう。
水は光を当てたときだけ、透明です。
お風呂の中の指輪を探す際、広い風呂にライトを当ててくまなく探すよりも、
小さい円筒に入れて高く重ね、下から光を当てて方が、簡単に見つかりますよね?
まぁ、ラフに例えれば、ある程度整ったラフがひとつひとつの容器で、それを重ねてライトで見るのがレイヤー透過にあたるわけです。
上手な方が、「ラフを複数枚描いたほうがいい」という理由がよくわかったわけです。
改めて最初と現在を比較する
最近も一枚描き終えたので、少し比較といきたいと思います。
あんまり上手に描けなかったのは恥ずかしいので倍率低めで、、、(〃▽〃).....
開始から2~3カ月経過
ちなみにリンゴが一番でかいのは一番まともに描けたからです。
クリスタのチュートリアルのやつですが。
これはクリスタを使い始めて2か3カ月くらいのときだったかなぁ、、、




レイヤーの使い方もわからなくて(今もわかっていませんが)、デジタルタッチにも慣れていなくて(今も慣れていません)あまりに多すぎる表現方法に悩まされていた(今も悩んでいる)頃ですね。
見よう見まねで描いてたというわけですねぇ~~。(今も現在進行形で見様見真似です。)
開始から4~6カ月
この頃も悩みまくってます。
具体的に何を悩んでいるかというと、どういう風な表現がベストなのか、とか無駄なことを考えていたわけですね。
いま思うと、表現方法なんて決める必要なかったなと思います。
仕事にしようとか考えているわけじゃないので、ごった煮でいいんです。ごった煮で。



とまぁ、ごった煮を実行した結果、ごった煮になったわけです。
なんだか描くたびに表現方法がコロコロ変わるので自分でも頭がおかしくなりそうでした。
ただまぁ、「つやのある服 描き方」など、ワードでしぼってググれば表現方法によらずある程度形式化された表現方法が出て来たりするので、それを参考に描いていたというわけですね。
まぁ、あまり成功とは言えませんでしたが。
6カ月~7カ月目
1っカ月前程から線画の重要性に気が付き始めました。
これは線画イズ・ザ・ベストというわけで和ないんですが、pixiv等を見ていると、線画をしっかり描いてきた人は成長が明らかに速いと感じたからですね。
個人的には厚塗り派の絵柄に強烈にひかれているんですが、厚塗りを最初から最後まで貫徹して成長した人でも、必ず一度は線画をしっかりと描く期間があるようです。
最適な線を書く際、私の場合は厚塗りという方法に逃げてついついごまかしてしまいがちなんですが、
こういったごまかしや適当さを消していかねば成長は早まらんのだろうと思いますね。
効率の良い描き方ばかりを求めていた時、
「とりあえず数書かないと何が最適かはわからんよ。」言われたことはありますが、
やった方がいい練習はやりたいですからね~~。
ということで線画の練習も兼ねて(もはや線を一本に絞る精神的拷問でしたが)描きました。


んまぁ~、、辛かった。
厚塗りという蓑にすがって線画をごまかす俺にとって線画を整えるというのは拷問でしたね。
右のは若干頭がおかしくなって描いた一枚でもあります。
適当に済ませていたものに、しっかりと向き合るというのは何とも抵抗力を感じるものです、、、、
現実世界の生活でも言えることですが。。。。(マジ乙)
8か月目
何とかPoseTrainer等でもできるだけ線の数を減らして描くことを心掛け、
何とかかけるようになってきました。
きれいな線画や色の表現はまだまだむずかしいですが、形だけは入れたような気がします。
ひとまず直近の目標は残っている雑さを取り除くことになりそうです。
いつか最初に描いたラフや線画のまま、カットせずに描けるようになりたいですね。


まとめ
PoseTrainerをガチで続けたらどうなるのか?
検証結果のまとめは以上になります。また数カ月たったらデッサンの持つ意味合いがどのように変化したか等、再度まとめてみたいと思います。
ひとつだけ、「続けてればうまくなる」ということだけは言えそうです。
効率のいい方法を求めずに、まずは「飯の食い方」とか「風呂の入り方」とか「歩き方」のように、
「絵の描き方」を体にしみこませるのがよさそうですね。
多少でも参考になれれば幸いです。
それでは。