さて、毎度毎度実験レポート見たいなことをしていて飽きんのかぁ?
と、自分でも思うところがなくはないのですが、案外楽しいので続いてますね。
そんなこんなで今回は12回目になります。
今回は塗り方に関して進捗があったのでそこについてもまとめていこうと思います。
前回までの課題
前回までの課題ですが、ざっくりとまとめると、
・イラストで伝えたい趣旨が何なのか今一つ分からない
・イラスト中のどこを強調したいのかがよくわからない。
といったところでした。
まぁ、ちょっと無理やり言語化したうえで技術的な部分に焦点を当てると、いわゆる情報としてのコントラスト調整が下手クソである。
という事です。
今回は描きこみすぎず、描きこまなすぎず、そのあたりのコントロールを意識したという内容です。
その方法の一つとして、ラフをそのまま利用して加筆と統合を重ねて完成させるという手法を検討してみたというのが今回の提案法の新しいところですかね。
今回のイラスト
さて、今回のイラストは以下のものです。
ブルアカのユウカさんですねぇ。
まぁ、ご存じの方も多いとは思いますけど、ブルアカR15指定でいんじゃないかな、、、
プレイしてるともう、ギャルゲーのそれだよ。。。。
まぁ、そんな個人の感想はおいておくとして、今回は背景も含め、自分の頭で配置作り出して形にしてみました。
いやぁ、マジでパース定規使えよという話なんですけど、やっぱり使わないでトライしてみたいんですよね。
なんかこう、人間の手でしか生まれない絶妙でいて意図的なゆがみってあると思うんですよ。
僕はそれを手に入れたいんよ。
とまぁ、そんな真面目なことを言いつつも、センシティブなイラスト描いてるんですけどね~。。。。
(だってエッチなイラスト描くの楽しいんやもん。。。。。)
情報量のコントロール、という意味ではだいぶできたほうなのではないかと思います。
まだ粗いですけどね。
こんかいのイラストで伝えたかったことは何ですか?
さて、ここは賢者になって言いましょう。
まぁ、自分の描いたイラストを全世界に 公開するようになった時点で羞恥心なんてもんはどっか吹っ飛んでるんですけどね。
今回のイラストでは、
「いつも月曜日に時間を割いてあげている先生が逆に時間を要求してビビったユウカが泣きそうになっている瞬間」
を伝えたいと思って描きました。
。
。
。
ヤバいな、俺。
真顔で何言ってるんだろう。。。
このブログ、一応公開されてるんですけど、それって普通に考えて家の壁面を前面モニターにして自分の好きなアニメや映画を垂れ流しにしてるってことですからね。
どこかで大切なものをなくしてしまったのかもしれん。
いや、むしろそこが私を強くしたのかもしれない。
早瀬ユウカの”先生、ちょっとお時間いただけますか?”シリーズ
「先生、ちょっとお時間いただけますか?」シリーズですが、以下のブルーアーカイブ公式チャンネルで見ることができます。
いやぁ、、、カワイイわぁ、、、、
声も最高やぁ、、、、、
いたずらしたくなるわぁ。。。。。
さて、話を戻そう
さて、話を戻しますが、今回はいつにもまして、「何を伝えたいのか?」を明言して描き進めたわけですね。
正直「こんな感じに仕上がればいいだろうぉ?」っていうイメージができていればいいだろうとか思ってましたけど違いますね。
やっぱり言葉は解釈と想像を助ける道具なんだなぁって思いました。
今回はこれを明確に意識できたのが最終的な自己満足につながったのかなと思います。
情報量のコントロール
今回は情報量のコントロールを意識して詰め込みすぎを防ぎました。
前回は胸だけじゃない!太もももええんや!って書きたくなってなんか視線が散逸する微妙に残念なクオリティになってしまいましたが、
今回は太ももが主体であるユウカさんにおいて太ももを犠牲にするという暴挙に出ることができました。(?)
具体的には表情を押したかったので描きこみはしたけど分かりにくいように暗くしたって感じですね。
前回と同じようにレベル補正を用いてがっつりと明度を落として確認してみます。

目が行くところ、ちゃんと絞れましたよね。
ぱっと見で表情が写り、はだけた感じのワイシャツと下着、後ろにはベットがあるらしい暗い部屋がある。。。。
伝えたいことをこれぐらい少なくして特徴的にするといいのかもしれませんねぇ。。。
まぁ、正直このような確認手法がどれだけ意味を持つのかは全くわからないですけどね。
ラフをコンバートして塗る方法を思いついた
今回はラフをコンバートして、カラーラフをベースに仕上げていく方法が気に入ったので備忘録的にまとめておきます。
正直ガチでマスク切りの作業が地獄すぎて死にたくなる塗り方ではあるのですが、正直ラフの勢いを全く失わずに描ける描き方だなと思いました。
たぶんすぐに描き方変わりそうですが、備忘録的にまとめておきます。
思いのままに、ラフを描く
まず最初のラフは以下のような感じ。
とりあえず同じレイヤ上で線画と色塗りの両方を行い、書き出したいイメージを書き出す。
これはいつも通りです。

レイヤーとか線画とか塗とかどうでもいいのでざっくりと塗っていきます。
第2ラフを描く
次にもう少し情報の密度と精度を上げて、立体感や光源などを発光レイヤーなどの効果も使って描きこみを行います。
以下のラフは一つ上の絵の透明度を下げてちょっとだけ粗さを減らした線画を描き、色を塗りなおし、また透明度を下げて粗さを減らし、、、という事を繰り返したものになります。
なんだかフカン視点が強すぎて監視カメラから覗いているような構図になってしまったので、もう少し人間的な高さに修正しました。

第3ラフを描く
さすがに三回も直すと整ってくるもんです。
上すぎたパースや画面のゆがみなど、気になったところは全部直したのでこれだけで10時間以上かかりましたね。。
最終的に4回目のラフ修正あたりで以下のように落ち着きました。

いつもならここで透明度を落として線画を引いた後、ベタ塗りで1から再度描き出していくのですが、今回はこのラフをマスクを利用してそのまま仕上げに使ってしまうことにしました。
線画を描いて、マスクを切る
次に線画を描き、マスクを切ります。
正直地獄なんですが、仕方ない。
選択範囲をクイックマスク等を利用しながら切り抜いて、重複がないように作成します。
このときに重複があると、あとで乗算レイヤ―や加算発光レイヤーなどで問題が生じるので注意です。

なおマスクの色はラフでおいた色の中間色あたりをとるようにしました。
(あとで透かしとかできるように。。。)
ラフのレイヤーを統合し、上から描きこむ
次にラフのレイヤーを、”乗算や発光のレイヤーも含めて一枚に統合し”、本番の塗のレイヤーの中に入れます。
こうなると、すでに半分くらい描き終えているような状態になります。
ここまで準備できたらラフの複製を先ほど作成したマスクたちの一番上に移動し、それぞれのマスク範囲を選択しながらディティールを整えていく作業に移ります。
塗のレイヤーとしては、以下の赤矢印で指したものだけで、数枚になります。
加工が足りないと思ったら適宜上に乗算や加算発光を用意し、これを整えればもう、完成です。
(赤矢印がラフのレイヤーで、実質書き込みを行っているレイヤーで、グラデ等は黄色とオレンジのレイヤーで少しだけ行ってます。)

なんかこう、レイヤーをたくさん分けて塗るのも悪くないかなとか思ってたんですが、毎度毎度ベタ塗りからやり直すのがストレスだったのと、実質多少汚くても全体で整って”見えれば”気にならないのではないかという理由で今回のやり方をとってみました。
実は前回の霊夢さんもこのやり方をちょっと採用してましたね。
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(前回はラフから色を拾って描きなおしていたので、ラフと完成レイヤが別物なのが異なる点。。。)
それ、時短になるの?
う~ん、ならねぇな!
別に早く描く必要がないのでそんなに深刻には悩んでいないのですが、少なくとも気持ちよく描きたいなとは思ってます。
結果的に時間はかかりましたが、この塗り方は案外私にあっているかなという感じがしたのでそれでよしとしました。
でもまぁ、もっと更新頻度を上げてやりたいことやっていきたいなとは思っているので、いい手法はこの先も探していきたいですね。