イラストの記録

#10【イラスト】厚塗り風の塗り方でイラストを楽に描いてみたら案外うまくいった話

2022年10月16日

さて、今回は記念すべき?10回目になります。

結構続いてますね。

かなり遅筆ではありますが、一週間に一枚程度なら難なくこなせるようになってきたのが大きいかもしれません。

前回までの課題

さて、前回までの課題で「なんか色味が悪い」「環境光を意識できていない」というものがありました。

描きたいキャラを描くこともできるし、それなりに線画の違和感を修正できるようにはなってきたのですが、なにかこう、汚い感じの色味が目立ってしまう、そんな感じです。

前回の練習で、「写真に色を描き加えて違和感をなくす」というトレーニングを多少やってみたのですが、結論として周りの色をもっと広いましょう、的な認識を得ました。

今回はそれも意識して描いてみた、という感じですかね。

今回の一枚

今回の一枚は以下のイラストになります。

まぁね、毎度言ってますけど、自分の中では最新の作品は最高だと思って描いてます。

が、まぁ、そんな受けなかったかなw。

個人の感性によるところっていうのもあるけど、割と満足感は高かったんやけどねぇ。

全体的な色味の感覚はよくなったが、、

写真に色を溶け込ませる練習をしたこともあり、結構全体的な印象は整ってきた感じがします。

ただなんかこう、これを見たときに、

「あ、重いな」

っていう印象がスゴイ強いんですよね。

なんかこう、ふわっとした軽さがないんですよねぇ。

いろんな絵師さんと比較して分かったこととしては、まず、

・彩度が平均的に高い

ということでしょうか。

コントラストの調節自体は悪くない具合なのですが、彩度の高い領域で表現しているせいかなんとなくギラギラして見えるんですよね。

この辺りは最初に置いた色の影響が大きいので、全体の作業のでは下に位置するもの程時間をかけた方が良いなと反省してますね。

もう一つ分かったこととしては、

・暗い=黒い、で表現しすぎ

といったところでしょうか。

当たり前ですが、イラストなのでモチーフを見せることが目的です。

なんですが、黒くしてしまうとそもそも 見えなくなってしまうんですよね。

ここの表現の幅がなさ過ぎて全体的にイラストが沈んで見えて映えないんだなぁって感じがすごかったです。

全体的な雰囲気は整えられるようになったことはかなり大きい成長ですが、それをどのくらいの彩度や明度の階層で行うかっていうことをもっと突き詰めないとなぁって感じですね。

ちなみに彩度をもっと抑えてやると以下のようになります。

色調補正レイヤーを外してしまったのでだいぶ鮮やかさは消えてしまってますが、このあたりの領域でコントラストだけでひょげんできれば幅が広がりそうだなって思いますね。

髪の毛をさぼりすぎ。。。

これはあんまり成長してなくてちょっと本気出さんとなぁって感じですね。

萌え絵よりのイラストではないので、割と髪の毛への書き込みは細かくした方が良いのですが、全体的に平面的に筆を走らせているだけなので、立体感が全然ないんですよね。

今回はレイヤー1枚でほぼ完成させてしまったというのもありますが、それ以外に注意すべき点を怠っておりました。

結構いろんな情報を見て髪の毛の毛束ごとに描き分ける的な練習はちょくちょくやってはいたのですが、今回一番の学びとしては、

髪の毛の線画も含め、視点は一点に絞るとそれっぽいという事でしょうか。

髪の毛の視点を割と幅広く適当に潰してしまうせいでなんとなくまとまりがなくなってしまう事態が多発していたので、この辺りは次回以降優先して注意していくべきところですね。

この点をまいどまいど明確に意識できていなかったせいでシルエットはいいのに塗り進めると手が止まる、、、みたいなことが多かったんだろうなぁって思います。

若干ですけど、もう少し塗の幅を広くとって全体的な色相の変化を抑えると結構落ち着いて見えますよね。

厚塗り風の塗り方が良いなと思った話。

今回は厚塗り風の塗り方を試してみた、(というか一年くらい前はこの塗り方ずっとやってたけど手癖を直したくていったんやめてた)

のですが、うん、はっきり言いましょう。

やっぱこの塗り方、俺好きだわ。

なんて言いうのかな、心のままに塗ってる感じ。

レイヤー数もすごく少なくて、統合を繰り返して色交ぜを多用し、違和感を減らしていく塗り方。

線画からベタ塗りで組み立てていくのが”プラモデル式”なら、だんだんとディティールを意識していくこの描き方は”彫刻式”、なのかもしれない。

 

結果的にちょっと癖が強くなってしまったのか、あんまり伸びなかったけれど、たぶん、いや間違いなく、ここ最近で一番すっきり楽しく描けたイラストだった

ただまぁ、今までやってきた線画と詳細を理解して塗ることも大事。

厚塗り=詳細をごまかす、という認識ははがれたので、いままでのことは一切無駄ではない。

今後は厚塗りでカラーラフを仕上げたり、それをそのまま完成形に移す方法を模索していきたい。

目の立体感をだいぶ意識できるようになった

今回は一番目をよく描けたかも。

まぁ、割と毎回描くたびに「これが一番や!」って満足しているんですけどね。w

個人的にリアル寄りの瞳が好きなんですけど、かなりよくできたと思いますね。

ちょっと気に入ったので今後のためにあとでまとめて置こうと思う。

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