さて、前回は
「なんか可愛くねぇ」
「背景になじんでいない」
という一見あいまいにも見えるような、総じてイラスト全体としての調和が足りないという事を課題にしました。
今回はそれを達成すべく、割としっかり時間をかけて描きました。
今回の一枚
今回の一枚は以下の一枚です。
自分で言うのもなんですが、自己ベストかな。

だいぶしっかり描きこむことができたと思います。
そのぶんクッソ時間がかかりましたけどね。
冗談抜きでウン十時間かかってますよ。
でもそのぶん得られたものもかなり大きいと思ってます。
引きで見ても割とかわいく見えるのでは?
「カワイイ」ってめっちゃクチャ個人の主観によったもんなので、絶対的カワイイはないんですよね。(HENTAI)
まぁ、、、なんか言っててちょっと微妙な気分になりますが、もはや恥ずかしいという概念は絵描きにはない。。。
ただいわゆる見栄えがなんかイイナって思える程度には、相対的カワイイの概念は存在すると思います。
❓
そんな感じでちょっと拡大すると以下のようになりました。

よくない!?
(SNSでこういうこというとキモがられるので俺の家たるブログで語るさまがまさに内弁慶のキワミィ!!)
まぁ、時間が経つと「あれ、、、なんでこれでアップしたんや、、、」ってなること多いんですけどね。。
クオリティはともかくかなりよくなった気がしますかね。
細部までかきこんでますが、キャラがかすみすぎず、全体としての印象も悪くない気がします。
線画やラフで粘ればいい感じに仕上がる。
土台良ければすべて良しとはよく言いますが、そりゃぁそうなんですよね。
ちょっと地獄を見た瞬間もありましたが、やっぱりしっかり粘って書いてよかったなって思います。
ラフ
ラフと完成形で少しイメージは変化しましたね。
霊夢さん
ちょっと暑くてダルい感じ→クール系のイメージ
魔理沙さん
霊夢をちょっとエロい目で見てる→不満げな顔をしている
という変換ですかね。
今回はチルノちゃんの子供っぽさを引きたたせたかったので、二人を大人っぽい感じに仕立てました。
なので二人の子供っぽい感情は薄めた感じですね。

暑さを表現するのをどうしようかとだいぶ悩みましたが、やはり環境の状況を伝えるには塗で勝負するしかないのかなと思いましたね。
キャラは表情で、背景は塗で、みたいなことをどこかの人がおっしゃってましたが、個人的にその方向で行きたいところです。
背景
今回は背景粘りましたねぇ、、、、

魚眼構図にしたかったのでもちろん手書きです。
パース定規が存在しないので左右対称ツール以外は頭の中で想像する練習をしました。
やっぱりなんか微妙におかしい感はありますが、(アイレベルに対するゆがみが不均等、、、)気にならない程かなと思います。
全て手書きで素材を使わずにやってみたので、今回の一枚で木の板を描くことにだいぶ慣れた気がしました。
暑さを表現したかったのですが、手前に覆い焼きレイヤーで空間光の青や水色を重ねるだけでだいぶそれっぽくなりました。
まだまだ浅いですが、少しずつ深みを出していきたいところですかね。
ここから課題
何か、キャラの印象がとても弱い
自分で言いますが、正直今回の絵はかなりよく描けたと思ってます。
まぁ、私の場合割とすべてのイラスト書き終えるたびに「イェアッ!今回も最高だぜ!」みたいにハイになってますけどねw。
自分の絵を自分で認めるって大事です。
ただ数時間経つと課題がぽつぽつと、いやぼつぼつとわいてくるんですよねぇ。。。
そこで今回のイラストについて振り返るわけですが、今回もまた難しい課題ですね。
際立ったのは以下の二点だと思います。
- キャラの可愛さが伝わらない。
- あ、完成度高いな、とは感じるけど、何か「いいな!」と思える印象が薄い。
またまた抽象的な課題が出てきてうわぁ感が半端ないですが、クオリティを高めるために超重要なので今回もしっかり考える必要がります。
まず一つ目ですが、何かこう、視線が分散するというか、どこを見たらいいかわからん絵になってしまった感じがあります。
可愛いんですが、それはよく見た人だけ、的な感じでしょうか。
キャラが引き立っていない印象を受けます。
二つ目ですが、やっぱりこれも何かイラストとして平坦な感じがしてしまってます。
主な原因として真正面からの構図だから、というのはあるかと思いますが、真正面で魚眼を使うならもっとバストアップなイラストとかがあっていたかもしれません。
要するにイラストのタイプと構図のミスマッチが発生してしまった、といったところでしょう。
これまた時間がかかりそうな課題ですが、今できることとしてはラフの段階で時間をかけて修正を繰り返す、といったところでしょうか?
描く速度を上げたい!と思っている時こそ、もっと時間をかけてみるってところですかね。
髪の毛をごまかした感がある
かなり広角なイラストなので、どこかが目立ちすぎるのは良くないと思ったのですが、もっとキャラの印象を強く与えたかったのでもう少し描きこむべきでしたね。
とくに髪の毛をいつものごとく適当な塗でごまかしてしまいました( ,,`・ω・´)ンンン?。
なので再度トレーニングです。

ちょっとネットの動画を参考にしてみたんですけど、なんかそれっぽくなってますよね。
動画をまねてやりましたが、レイヤー構成としては以下のような感じです。

上から順に、
- 線画(普通に描く、前髪を三角っぽくするらしい)
- 前髪の肌色の透かし(うっすらピンク色)
- 球体をイメージさせる周辺の丸い影(エアブラシ)
- ハイライト(丸く描き、最初に下書きをする。)(側頭部にも入れるとよりツヤツヤらしい)
- つやを表現する幅広い塗りをする。
(球体のラインが出るように、”H”のように光を残して幅広く塗る。) - 線画を濃くするための不透明水彩による塗り
(髪の毛の重なりの部分を濃くするように意識する)
(つむじ付近は薄めにする) - 髪の毛が離れたら影色を薄くする、らしい。
- ベースカラーレイヤー
になってます。
以下の動画の塗り方をほぼそのまんまやってみましたが、マジでめちゃめちゃ参考になりました。
しばらくはこの塗をベースにトライしてみようと思いました。
もっとキャラを前面に出したいよ、、、
う~ん、、(((uдu*)ゥンゥン!
やっぱりね、キャラの与える印象がいまいち薄いのがとても気になりますね。
これは塗の問題もあるのですが、全体的な構図やキャラの配置関係(今回は横一列なので・・・)もありますかね。
今度はもう少し配置を検討してラフの段階から計画してみようと思います。
フリルのラインはきれいに見えるラインがある程度決まっているかもしれない
例えばの話下の二枚なんだけど、たぶん①の方がきれいに見える気がするんだよね。
シチュエーションなどによって結構変わるとは思うんだけど、なんか左の方が体重のかかり方(後ろ)とフリルの動き(前)がいい感じにアクセントになってよく見える感じがしてる。
語彙力はない。

たぶんこのあたりを、「あ、こっちの方が良いね。」
という風にサクッと決められると描画力が加速するんじゃないかなと思いますね。
フリルの見栄えがしないのは大きさが問題かもしれない
これは次回描くイラストでフリルを描いた際、何か練習とは違ってうまくいきませんでした。
何度か修正してみたところ、大きさがスカート全体に対して小さすぎるとあまりきれいに見えないのではないかという結論に至った感じです。
必ずというわけじゃないですけどね。

上記のやつだだいぶ大げさにフリルを台形近似して描いているのですが、これを最初非常に小さなフリルでやってみたところなんだかフリルなのかよくわからない布切れが張り付いているみたいになっていました。。
ある程度スカートととの比率を考えて配置するのも重要なのかなと思いましたね。